アルコール依存症の家族のための相談先

この記事は「アルコール依存症の家族のための相談先」です

結論は「アルコール依存症は家族を巻き込みます。知識を得て、家族が元気になるのが先決」です

アルコール依存症の家族は大変です。

  • 酔った夫(妻)の相手、尻拭い、後片付け、お金の工面
  • 子供の相談をしたくてもできない
  • 将来が不安

しかし恥ずかしくて人に相談できません。それにうかつなことをしゃべると夫の仕事に悪影響が及びます。

そんな疲労と孤独に苦しんでいる家族の方に向けて書きました

  • まずは専門知識を得てください。そのための相談先をあげました
  • また仲間を作って孤独を癒してください
  • そして自分のための生活を取り戻しましょう

知っていることは力になります。

私にも悪いところがあるのかも」と一人で悩みを抱える毎日から卒業しましょう。

アルコール依存症の家族は、自分が元気になることを目指してください。

疲れ果てている現状

なぜ「早く旅立ってほしい」と願うのか

アルコール依存症の自助グループには家族向けのグループがあります。

家族の心のケアのためのグループで「家族会」「アラノン」に代表されます。

家族会やアラノンに参加するような家族の方は、ほぼ100%に近く、心の底では「夫(父)に早く旅立って欲しい」を願った経験があるようです

アルコール依存症の家族の苦しさを記事にしました

アルコール依存症の家族は地獄
アルコールに依存している人が一人いると、その家族は全員が疲れ果て、家庭は地獄になります。アルコール依存症という病気は外からは分かりずらく、病気のこともあまり知られていません。アルコール依存症の治療と相談先を知ることで楽になります。

疲れ果てる原因

奥さんが優しいから我慢する

「離婚をすればいいではないか」と言われるかもしれません。

アルコール依存症の奥さんが離婚に踏み切れない理由に「経済問題」があります。

経済問題と同じく大きな問題があります。

それは「奥さんの優しさ」です。ひょっとしたら「経済問題」より「奥さんの優しさ」のほうが問題かもしれません。

優しいのが悪いの?

依存症者が全く無反省で、家族のことなど顧みないタイプならば、早く決断できるかもしれません。

酒に狂っている夫は不始末を起こすと「ごめんなさい。もう二度と酒には手をつけません」と平謝りになるか、シュンとなってしまう人が多いです

  • 酒さえ飲まなければ、優しくていい人」と依存症者の奥さんはよく言います
  • 反省している姿を見ると、「もう少し待ってみよう」「自分にも悪いところがあったかもしれない」と思ってしまいます

周囲の人から見て許せないのが、それでも「舌の根も渇かぬうちに飲む」ことです

  • こういったことの繰り返しの中で、いつの間にか地獄に住んでいるのに慣れて麻痺してしまいます
  • きっぱり離婚を決意し、実行するのはよほどの決意と実行力が必要になりますが、奥さんはすでにすっかり疲れ果てています

私は自助グループなどで家族の方から個人的に相談された場合は「自分の幸せを優先してください」と言ってます。

参考記事

酒乱の旦那への接し方
酒乱・アルコール依存症者のいる家族はその大変さゆえに「家族病」に侵されています。「自分のための生活を取り戻す」ことが必要です。「専門知識を得る」「仲間を見つける」「自分のための生活を取り戻す」などを具体的に説明しました。
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家族平衡はアルコール依存症が家族に影響を与える病気という考え方です。共依存やイネイブリング、なぜ依存症の家庭では家族が病気になるのか。アダルトチルドレンが生まれるのかがよく理解できるようになると思います。
共依存をやめたい時の対策
共依存をやめたいと思っても克服は難しいです。共依存は人間関係の依存症です。家庭だけではなく、職場、恋愛でも問題は起こります。自分自身のメンタル面・ストレスの感情を和らげるのが先決だと思います。具体的な事例とともに、そのための相談先・支援先もまとめました
酒飲みの夫にとってしまう無駄な習慣 イネイブラーになっていませんか?
この記事は「酒飲みの夫にとってしまう無駄な習慣 イネイブラーになっていませんか?」です。奥さんが良かれと思って取っている態度が、酒飲みの夫には逆効果なことがよくあります。夫に対して小言・かばう・尻拭い・世話焼きをやめることで事態を好転できます。

疲れ果てる原因|子供の将来への不安

また離婚に踏み切れない奥さんは子供を言い訳に使います

子供を言い訳になんてひどい言い方ね!!

しかし子供の心の傷ということを考えたときに、離婚のほうがよほどましです。

子供が深く傷つくのは、離婚をしてもしなくても、父親に飲酒問題がある時点で必ず起こる事態です

その時に、お母さんが少しでも元気でいるほうが子供は救われます

お母さんが何もできず耐えれば耐えるほど、子供の父への憎悪は大きくなります

アダルトチルドレンの心の中は

私の父は依存症です。

私が今でもかきむしられるほど悔しいのは、母が殴られた記憶です。

母が殴られているのに、何もできなかった自分が情けなくて仕方ありませんでした

アダルトチルドレンたちのことは以下の記事に書きました。

毒親
このページは「毒親」です 毒親 機能不全家族で育てられたM君の物語家族が機能していない、あるいは機能が不全な家庭に育った子供は、生きづらさを感じます。アダルトチルドレン・毒親育ちの愛情は極端なところがあり、M君の場合はその典型...

疲れ果てる原因のまとめ

  • 「奥さんの優しさ」問題を解決させず、つらい状況を長引かせます
  • 冷静になれば、「今よりはずっと良くなる」ための解決方法は見つかるのですが、疲れ果てているために、問題を解決しようとする意欲がわいてきません
  • そして「よくないことを考えている」と罪悪感に蝕まれながら「早い旅立」を妄想してしまいます。

対策|疲れ果てないために相談しよう

対策1|まずは専門知識を

アルコール依存症の家族には「どうしていいかわからないのに、誰にも言えない」という孤独があります

まずやるべきことは

  1. 問題を自分一人で抱え込み「自分でどうにかしなければ」という考えから抜け出すことを目指します
  2. アルコール依存症の専門病院や、保健所、自助グループなど、アルコール問題を理解してくれる専門家のところへ行き、知識を得ればうんと楽になります
  3. そして依存症者のことだけでなく、家族自身の苦しい状況専門家に相談することをお勧めします
  4. 今依存症者の暴力に悩んでいるなら、安全な場所の確保が必要です
  5. 自分一人で抱え込まず、専門家に相談しましょう

弁護士による動画です

離婚③ DV・モラハラ加害者との別居の方法|弁護士 宮崎晃
YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

離婚に対する考え方を変える

どうして離婚しないの?」と周囲の人は思います。

しかし驚いたことにほとんどの奥さんは何かと言い訳を作り離婚しない

「別居」や「離婚」を勧めても実行する人は、少ないという現実があります

アルコール依存症を理由に離婚できるのか?プロセス・手続き・相談先についてまとめました。

旦那の酒を理由に離婚できるか?
この記事は「離婚の理由が酒」について無料相談ができるサイトや今の悩みに相談に乗ってくれる機関の紹介、弁護士のサイトや動画のリンクを張りながら簡単に、大雑把にまとめています。結論を言えば「離婚できるか」は個々の事情により違います

暴力などの緊急事態にはこちらを参考にしてください。

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アルコール依存症治療ナビ
「アルコール依存症治療ナビ」は、アルコール依存症のセルフチェックや一般的な診察フロー、断酒体験記、専門医療機関を検索出来る病院情報を情報提供しています。日本新薬株式会社が運営。
全国精神保健福祉センター一覧│全国精神保健福祉センター長会
保健所管轄区域案内

対策2|仲間を見つけましょう

  1. 専門病院では家族教室が催されています。
  2. 冒頭に書いた依存症者の家族の自助グループ「家族会」「アラノン」ACグループなどには、同じような体験をした家族が集まる場があります。
  3. 安心して感情を表現できる場所があると、ずっと楽になります
  4. 家族の苦しみに、同じ経験をした人たちが共感してくれます
精神科の家族教室は疲れた家族の味方
アルコール問題は専門病院で治療をする必要がありますが、本人は嫌がります。家族だけが「家族教室」に参加方法があります。家族教室の目的は、専門家の知識を得て、同じ経験をした仲間と出会うことから悩みの解決をスタートさせることです。精神科の家族教室はうつ病、薬物などもあります。
全日本断酒連盟
Al-Anon アラノン家族グループ
アラノンは、身近な人のアルコールの問題に影響を受けている、または受けたと感じている人たち、依存性者の配偶者や親の立場の方、友人、そして子どもの頃にアルコール依存症の影響を受けたと感じているアダルトチルドレン(AC)の人たちがお互いに共通の問題を解決していく自助グループです。
ミーティング|家族の回復ステップ12|familyRecoveryStep12
家族の回復ステップ12は、アルコール依存症の家族・友人の集まりです。
  1. 同じ境遇の人がいると心強いね

対策3|自分のための生活を取り戻す。

奥さんは一日の時間のほとんどを、依存症者に奪われていました

  1. 自分のために時間を使う
  2. 自分の身体を気遣う
  3. 自分の身なりにかまう

自分のための生活を取り戻していただきたいと思います

まだ自助グループに来て日の浅い家族は「そんなのムリ、できっこない」と口にします。

私人見知りで、恥ずかしがり屋だから

しかし先輩から誘われるうちに、本来の自分を取り戻し、少しずつ楽しい日々が増えていきます

一人のアルコール依存症者の周囲には、数人の酒を飲まない病人が出るともいわれています。

「アルコール依存症の家族病」は間違いなくあります。

まずは家族の方から少しでも元気になっていただきたいと思います

参考記事

酒乱 夫
このページは「酒乱の夫」です。夫のアルコール問題で悩んでいる妻に役立つ記事をまとめました。酒癖の悪い夫、肝臓を治療中の夫、アルコール依存症の夫を持つ家族が対象です


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