
この記事は「湯遊ワンダーランド まんしゅうきつこ」です

まんしゅうきつこ 読売オンラインより引用

『湯遊ワンダーランド』は平成28年10月から『週刊SPA!』で連載されていた『湯遊白書』が単行本化した作品です

既に最終回を迎え、3巻で完結となりました
試し読みはこちらから💁♀️ https://t.co/NohSQEASn8
— まんきつ 湯遊ワンダーランド3巻5月30日発売 (@kitsukomz) May 18, 2018

当初は『アル中ワンダーランド』のまんしゅうきつこが「サウナ依存!?」と取り上げられていたようですが、今まんきつさんはサウナブームの中心的存在です

海外のインスタで「肛門日光浴」が流行ってるらしいが、日本では既に二年前に直感で肛門日光浴的な行為を行なっていたまんきつ先生の先見の明は本当に素晴らしい。湯遊ワンダーランドも肛門日光浴と一緒に世界中で流行って欲しい。#湯遊ワンダーランド #まんきつhttps://t.co/F0dVWTVFz8 pic.twitter.com/rKxpCvXG0y
— やはり (@mj4gvtovpja95) November 27, 2019

『湯遊ワンダーランド』を執筆する動機についてまんきつさんは以下のように述べています
もともとは『アル中ワンダーランド』の続編として、家族との関係を描いていこうと思っていたんですけど、ネームを考えれば考えるほど苦しくなっていって……。半年ぐらい悩んでしまっていたんですね。
そこで、高石さんから「テーマを変えてみませんか? 興味のあるものを描いてください」と言われて思いついたのが、サウナだったんです。メシ通より引用

『湯遊ワンダーランド』メシ通より引用

アルコールには耐性があり、それが依存のメカニズムの中心ですが、サウナにも行けば行くほど耐性ができないかという質問には以下のように答えています
通い始めた頃は本当に頭の中がキレイになって、やる気も出たし、スラスラ書けていたんですけど、だんだんと「サウナがすべてを解決してくれるわけじゃないぞ」ってことに気づいていくんです。サウナにすごい万能感を期待している人もいると思うんですが、決してそうではないと思います。メシ通より引用

実際のこの作品を読んだ人からは「サウナに入りたくなる」という声が続出しています
作品の概要

この作品の主人公はまんきつさんです
「弟夫婦が暮らす雑居ビルの一角に仕事場を移転してから悪夢ばかり見続けている」
「ねーちゃんもサウナ行けよ汗かけ汗。顔がよどんでる、毒が回ってるぞ」

弟も義妹も引っ越してから調子が悪い。どうやら心霊物件らしいのですが…。というよりユニークな家族です

湯遊ワンダーランド MAG2NEWSより引用

そして銭湯通いが始まりますが、ヌシがいたり、水風呂になじめなかったり、ヒクソングレーシーを目指したり

サウナ・水風呂・外気浴をくりかえしているうちに、サウナにはまります

湯遊ワンダーランドMAG2NEWSより引用

やがて上手くいかない日常が少しづつ変わり始め、友人にサウナを勧めるほどになります

『湯遊ワンダーランド』Pouchより引用

サウナの後の飲食のシーンも楽しさがあふれています

湯遊ワンダーランド メシ通より引用

ジャンルとしてはギャグマンガかもしれませんがまん、きつさんの「孤独感」や周囲の人との「違和感」日常での「生きづらさ」から何とか脱却しようとしてマンガに励み「心の安らぎ」を求めている姿に強く共感します
まんきつさんはインタビューで以下のように語っています。
わたしって昔から、自分が“被験者”になる感覚というか、自分の人生を素材に実験をしてしまうようなケがあって……。自分でもわからないうちに、危ないほうの道ばかり選んでしまう傾向にあったんですね。
第2巻の冒頭から「太陽光を全裸で受けよう」と決心します。
足の裏、わきの下、そしてついに肛門まで。
「すごいよ太陽 あんたはすごいよ いつか全部知ってやっからな━!」

湯遊ワンダーランド② まんきつTwitterより引用
すっかりサウナが生活の一部になったまんきつさん。
アシスタントの沼崎さんを誘ってサウナに行きます。
そこで、人の目も見れない沼崎さんの意外な一面を知って驚きます。

湯遊ワンダーランド② まんきつTwitterより引用
ヌシがいなくなって足が遠のいていた銭湯に行くとババアのいた場所に別のババアが座っていました。

湯遊ワンダーランド② Pouchより引用
沼崎さん以来、六本木のサウナではパイパンの人ばかりと出会う。
すると担当の高石さんまでパイパンに。

湯遊ワンダーランド② typeより引用
サウナで「愛」「ルール」「フリーメイソン」「おばあちゃん」「忍耐」などを様々な出来事とともに思索し、女性の聖地を求めて、日本各地の温浴施設を巡る決意をします。

湯遊ワンダーランド② ホットペッパーグルメより引用
著者紹介

著者インタビュー・対談・動画

この本をお勧めしたい人
- エキセントリックなキャラクーが好きな人。
- サウナや銭湯に興味がある人。
- サウナブームは胡散臭いと思っている人。
- シュールな笑いに飢えている人
- 女性の依存症・メンタル疾患で悩んでいる人。
- まんきつさんのファン。
この本が向かない人
- メンヘラの作家は○○でなければならないと思っている人。
湯遊ワンダーランドの一部を無料で読むことができます
湯遊ワンダーランド①




湯遊ワンダーランド②




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このページは依存症・毒親・機能不全家族・アダルトチルドレンなどに関係があると管理者が考えた作品の中で素晴らしい作品を紹介しています。