
この記事は「断酒一週間で起こることさらに継続するために知っておきたいヒント」です
断酒にいつも失敗しているので何とか1週間を突破したい!
またダイエット目的で禁酒1週間を迎えたけどなんだか体調がおかしい。自分はどこかおかしいんじゃないか?
そういう方に向けて私の体験から「断酒の経過」を中心に、今回の記事を書きました。
私は断酒一週間は最初の断酒安定期だと思います。
一週間経つと断酒の爽快感を実感できました。
- 断酒一日目から断酒三日目、そして断酒一週間までの効果・体調や気持ちの変化。具体的には肝臓・血圧の数値・体重など
- それぞれの場面での失敗しやすいポイント
- 最後にさらに断酒・禁酒を継続するヒントをまとめました
断酒・禁酒の効果
断酒を成功させるには、いつまでにどういった状態になり、効果が表れるかということを大まかに知っているととても役に立つと思います。
- 私は他の人が断酒一日目・三日目・一週間目で起こることを他の人の話から知ってから、かなり安心し、モチベーションが上がりました。
- 知らなかった頃は、飲酒していないのに、頭がぼーっとすると不安になりました。
- イライラやうつな気分、倦怠感、手の震えなどの早期離脱は、断酒後いつまで続くのかと悩んだこともありました。

お腹がすき、甘いものを食べたくなってきたが、大丈夫なのか?
断酒・禁酒一日目
私は数えきれないくらい断酒に失敗したので、断酒初日も数えきれません

しかし「0と1」では大違いです
最初は順調に初日を迎えられることもありましたが「やっぱり明日からやめよう」と思うことのほうが多くありました
スタートを一度でも経験できたというのはこれからの断酒・禁酒生活の扉が開くことを意味します
- 順調な時はイライラや不安が小さい時でした
- 吐き気や食欲不振・頭痛が軽い場合も順調でした

一方調子が悪い時は集中力がなく、やる気が出てきません
- 血圧が高くなり、脈拍も安定しません
- 寝汗もかくことが多いです
- 離脱症状が強い時は起きていても「ネットリとした汗」が出ました
- 手の震えも離脱症状の一つです

初日を順調に迎えられるかどうかは夜眠れるかどうかだと思います
アルコールが抜けて24時間前後で「早期離脱」の山が来ます。
前夜にどれくらい飲んでいたかによりますが「断酒・禁酒1日目から2日目の山」は眠れるかどうかと離脱症状がどの程度かによると思います
まとめ
- 「0と1」では大きく違う。
- 断酒・禁酒の初日は体調が安定して突破できる場合と苦しくてもう飲めない場合がある。
- アルコールなしで眠れるかどうかがカギ。
断酒・禁酒3日目
順調な場合は断酒翌朝から気分がよくなった
順調な場合は、断酒の翌朝から朝の気分がよくなりました

アルコールなしでいきなりぐっすり眠れる人は少ないのですが、私自身も飲んでいた頃と比べると朝はすがすがしい気分がしました
- コーヒー・お茶・ジュースなどがおいしく感じられます。
- 炭酸飲料が無性に飲みたくなることもよくありました。
- 身体も軽く感じられます。
- タバコを吸っている人からは「無性に吸いたくなる」とよく聞きます。
自分では効果がよくわからない人もいるかもしれません。
しかし、断酒直後から顔つきは変わります。
顔のむくみがすっきりするなどは自覚しやすいかもしれません。
周囲の人に尋ねてみてください。

断酒・禁酒が順調な場合3日目くらいになると「お酒を飲んでもいいことなんか一つもない」「断酒してる自分はかっこいい」と思えたりしました
- 大量に汗をかいた人は、自分の体臭が気になり始めます。
- 外出すると風景が美しく感激することもあります。
断酒・禁酒3日目の注意点

そして「順調かな」と思ったりしますが、魔がさすように「飲みたい病」に襲われてあっさり撃沈しやすい頃でもあります
また急に飲酒欲求がやってきて、あっさりアルコールに手が伸びることもあります
- 特に「アルコールを飲まないと時間がたつのが遅い」と感じる人は多いようです
- 朝早く目が覚めてしまう場合は特に一日が長いです。
私は断酒・禁酒3日前後で失敗することがよくありました。
離脱症状がひどい場合

そして体調が悪いまま断酒・禁酒の初日を超えた人には本格的な離脱症状がやってくることがありました
幻聴や幻覚もアルコールが抜けた翌日から出ることもありますが、3日くらいで2度目のピークが来ます。
私も幻覚や幻聴・悪夢に襲われました
2度目のピークを「後期離脱」と言います。
- 私がアルコール専門病院に入院していた頃、隣のベッドの患者さんが突如けいれんを起こして舌を噛み血まみれになりました
- あるいは急に興奮して暴れだして「特別室」でしばらく過ごす人もいました
- また「自分が誰なのか」わからなくなり、別の精神病棟へ移った患者さんもいました
- 別の精神病棟へ移った患者さんは2週間くらいで戻ってきましたが、その間の記憶がないと言っていました。
3日~1週間くらいまでは幻覚・幻聴・見当識障害が現れることがよくあります。
入院中なら病院スタッフがケアしてくれますが、自宅の場合大変です。

私も自宅で連続飲酒に入ったときは、気がついたら数日が経過していた頃がありました
断酒・禁酒一週間目

断酒・禁酒3日目も達成感はありますが、一週間を迎えた時の達成感はひとしおです
- 平日も休日も一通り乗り切りました。
- 一週間を乗り切ると、いつも小さな自信になりました
アルコールのことを考える時間もうんと減ってきます
断酒・禁酒1週間で肝臓・血圧などの数値は良くなる
時には、断酒後の体調の悪さと違う不調を感じる場合もありました
不調を感じる場合、隠れていた病気・不調が身体に現れる場合とメンタル面でトラブルが現れる場合がありました
- 肝臓・数値や血圧の数値などは、アルコールが原因の場合は下がり始めているはずです。
- 特にγーGTPは1週間あれば半分くらいになる人が多いようです。
さらに1週間あればそこからまた半分という風に「半減期」という減り方が一般的です。

私もγーGTPはぐんぐん下がりました
体重については人それぞれです。
ダイエット目的の場合はうまくいく可能性は高いと思います。
カロリー摂取は減っていますが、胃腸の調子が良くなるので食欲が増進されます。特に甘いものが食べたくなる人もかなりいます。
私が体重を減らした方法・考え方はこちらにまとめました

アルコールが抜けて1週間目は心身ともにターニングポイントなのかもしれません。
- 断酒・禁酒の1週間が継続できるかできないかは、最初の「飲酒をやめる動機」の強さの違いではないかと思います
- さらに継続できるかどうかも同じく飲酒をやめたい動機の強さ次第のところがあると思います。

私もお酒をやめたいといつも思っていましたが、本気度は毎回違っていました
アルコールを1週間やめると体調はかなり良くなります。
疲れが取れたような気がして、頭もすっきりしてきます。
ですから私は動機が弱い時は「目的達成」「飲んでもまたやめればいいや」という気持ちになってしまいました
- 離脱症状がひどかった場合も、1週間あればほとんどの場合は一段落します。
- 一段落した場合は、順調な場合の3日目あたりの心境に近いと思います。
さらに継続するには
先ほども書きましたが継続するには「断酒・禁酒への動機」が大きく関係してくると思います
アルコールが抜けて体調がよくなると最初の断酒の動機が薄れてきます
- お勧めの一つは体を動かすことです
- 有酸素運動や筋トレがいいと思いますが、散歩でもいいと思います。

理由は断酒・禁酒の効果を実感できるからです
- 同じように断酒日数をカウントするのもモチベーションが上がります
- 私の経験上特に効果的なのは「飲んだつもり貯金」です
他にもいろいろな方法があると思いますが、具体的に達成感を味わうには「はっきりと目に見えるものを確認する・数える」ほうが断酒・禁酒の初期には有効です

最後に最も効果が期待できる方法の紹介です
- 断酒・禁酒をしている人の体験談を聞く・読むのはとても効果があります
- 色々な人のパターン・ケースを知れば知るほど自分に合った方法が見つかります
- 知らないうちにモチベーションも高まります
1週間以降の効果について書いています
