離脱症状があればアルコール依存症

この記事は「離脱症状があればアルコール依存症」です

結論は「寝汗」「手の震え」「不安感やイライラ」「不眠」「幻覚・幻聴」「意識障害」などの症状があれば、アルコール専門病院で診察を受けましょう。

お酒を飲んだ翌朝に「寝汗」で布団がぐっしょりという経験はありませんか?

お酒が切れたときに「手が震える」シーンを、ドラマや映画で見たことのある方は多いと思います。

幻覚・幻聴」も、なんとなく知っているかもしれません。

これらはアルコール依存症の症状です

他の人に見えていない虫が見えたり、独り言をつぶやき続けたり。

大酒飲みの人がお酒が抜けても運転しないほうが良い理由など。

アルコール依存症特有の症状が出ている場合の解決策について書きました。

解決策とは、アルコール専門病院での受診です

もし、あなたや家族・友人などに心当たりのある方は、一般の病院ではなく、アルコール専門病院で受診することをお勧めします。

アルコール依存症対策のファーストステップです

離脱症状とは?

離脱症状とは依存性のある薬物などの反復使用を中止することから起こる病的な症状です

離脱症状
依存性のある薬物などの反復使用を中止することから起こる病的な症状。

アルコールを長年大量に飲み続けると、脳の神経細胞は変化していきます

アルコールがいつも身体に残っている状況に、脳が順応しようと変化するのです。

逆に、アルコールが身体から抜けた状態のとき、脳はどうなるのか?

脳の神経細胞は、アルコールが抜けた状態では十分に機能できなくなります

脳はアルコールを供給して欲しいという信号を、離脱症状として身体に送ってしまうのです

離脱症状は連続飲酒の結果起こることも多くあります

連続飲酒は典型的なアルコール依存症の症状
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アルコール依存症|総合南東北病院 広報誌こんにちわ
福島県郡山市 一般財団法人 脳神経疾患研究所 附属 総合南東北病院は最先端の医療を提供して行きます。がん(ガン、癌)検診・治療、PET検査、陽子線治療から脳腫瘍ガンマナイフなど。

離脱症状を知らないとアルコール依存症を見過す

酒好きの人が酔っぱらって転倒し、骨折

そのまま入院しました。

翌日目が覚めると大量の寝汗。ベッドもパジャマもぐっしょり!!

パジャマやシーツを替えようとすると手が震えて思うようにいきません。

夜になっても眠れない。少し「うとうと」するとまた大量の汗が…。

完全に寝不足になりました。

主治医に説明しようとするが、イライラして突っかかるような喋り方に。

そのうち幻覚が見え始めました。病室の壁に大量の虫が

ベッドに座ると、虫はパジャマの手足の裾から走り抜けていきます。

翌朝脳のMRI診察では、異常なし主治医は首をひねりました

脳のMRIでは異常は見当たりません

離脱って具体的にどんな症状?

症状1|寝汗は依存症のシグナル

こちらの記事で寝汗についてまとめました

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症状2|手が震える

手や指が震えることを、手指振戦と言います

振戦せん妄
振戦せん妄はアルコールの離脱症状のひとつで、著明な自律神経機能亢進や幻覚などの症状がみられる。

文字がうまく書けません

手がブレーキがかかったように震え、自分の思うように動きません。

ミミズが這ったような文字になってしまい、うまく書けない

私の経験ですが、30歳代の半ばごろ、会社から資格を取得するように言われました。

ある試験で、午後の最終科目のことです。時刻は2時半ごろ。

突如、手が震えだし、文字が全く書けなくなりました

おそらく、前日深夜までのアルコールが抜けて離脱症状が始まったのだと思います。

手の震えが止まらないことは、よくありました。

仕事で書類などを人に渡そうとしたら、物凄く震えていたので、怪訝そうな表情をされたことが何度もあります

お店で買い物をした時にも、紙幣も小銭もきちんと手渡せませんでした

症状3|強い不安感やイライラに悩まされる

強い不安感や焦燥感が起こります

情緒が不安定になります。

具体的な理由は何もないのですが、恐怖・困惑に襲われます。

気分はイライラして怒りっぽい

うつ状態」になる人も多いです

離脱症状の一つとして「うつの気分」になることはこちら

アルコールとうつ、自殺
アルコール依存症とうつ病の合併は頻度が高く、アルコール依存症にうつ症状が見られる場合やうつ病が先で後から依存症になる場合などいくつかのパターンに分かれます。アルコールと自殺も強い関係があり、自殺した人のうち1/3の割合で直前の飲酒が認められます。

症状4|不眠

離脱症状では眠れないことがよくあります

以下に不眠についてまとめました

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症状5|怖い幻覚・幻聴

それから幻覚、幻聴です

虫に噛まれた。パジャマを脱いで、パタパタ叩いて取ろうとした

30年くらい前に20代の若さで他界し「謎の死」などと当時言われていた、有名な歌手がいました。

その後彼もアルコールと薬物に問題があったと言われています。

彼は真っ裸で、身体を床に擦りつけるように掻いていたそうです

また、ある依存症の漫画家は、隣の家から女の子が「出してお母さん。こんなところに閉じ込めないで」と叫んでいる声が聞こえたそうです

そして家族に話したら、しーんとしてしまったという話を以下の本(実録あるこーる白書)に書いていました

家族に訴え、友人に電話をして大騒ぎをする話はよく聞きます。

人が誰もいないはずの部屋や押し入れに、誰かがいると言い張ったり

私は小さなネズミが、よく膝の上を走り回りました

他の依存症者の体験談からも、虫や小動物は多いようです。

怖いなと思ったのは、「殺してやる」という声がどこかから聞こえる

そのうち実際に目の前にいる人「殺してやる」と言われている思えてくると言う話です。

私の経験ですが、虫が見えても、盗聴されていると感じても、実際に起こったことだと思っていました

断片的なイメージは、はっきり記憶に残っています。

ただ前後の脈略がはっきりしません。内心おかしいなという記憶はあります。

あとから指摘されて「やっぱり、あれは幻覚だったのか」と気づくことが多かったです

症状6|意識が正常でなくなってしまう

精神症状がひどい場合は、意識がおかしくなります

  • 独り言を延々続ける。
  • あたり構わず、出せる限りの大声で意味不明の言葉を出す。
  • 誰かに罵詈雑言を浴びせる。
  • 家の中の壁や棚に当たり散らし、穴だらけ。
  • 絶望感、孤独と混乱から「涙を流し、咆哮しながら酒を流し込む」。

一般の方から見れば「理解不能」な状態ですね

アルコール依存症者が、飲んでいなくても運転してはいけない理由

この状態が続くとけいれん発作意識混濁があります。

私は仕事中に一回と、原付で信号待ちをしているときの合計2回、意識をなくして救急車で運ばれました

いずれも気が付いたら病院のベッドで寝ていました。

入院中刑事さんがやってきました。

「病院の検査では、飲酒運転には該当しないが、参考のため話を聞かせてください」

つまり飲んだ直後ではないので、飲酒運転には当たらない

血液中のアルコール濃度は下がっています

しかし、離脱症状はアルコール濃度が下がってから起きます

こういった痙攣も飲酒中ではなく、最終飲酒の後半日から一日くらいたったころによく起こるそうです。

今思えばまったく恐ろしい限りで、よく「事故を起こして、他人様を巻き添えにしなかった」と反省しきりです

ですから大酒をずっと飲み続けている人は、飲酒運転でなくても、運転を控えるべきではないか? と思います。

アルコールチェッカーなどで大丈夫でも、飲酒運転と判定されなくても、こういったリスクはあると思います

結論|離脱症状があれば、アルコール専門病院で診察を

「寝汗」「手の震え」「不安感やイライラ」「不眠」「幻覚・幻聴」「意識障害」などについて書きました。

これらは代表的な症状で、離脱にはまだ色々とあります。

もしこういった状態になってしまったら、迷わずにアルコール専門病院へ行くことをお勧めします

アルコール専門病院では、程度の差があるだけでほとんどの患者こういった症状を有しています。

しかし、一般の病院ではあまり見られません

ですから見過ごされがちです。

私もけいれん発作で救急搬送された大病院で「異常なし」と言われ、その後専門病院に入院した経験があります

肝臓・膵臓・脳神経などで大病院入院させなければいけない基準ではないと、診断されると「他の病院へ行ってください」となります。

措置入院などの難しい問題もあります。

一般の病院から運よく専門病院へたどり着くこともあります。

しかし、わざわざそのような回り道をしなくても、最初から行くほうが本人も家族もよほど楽です

結論は離脱症状があれば、アルコール専門病院で診察を受けましょう

アルコール専門病院についてはこちら

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