酒乱の旦那は治らない

この記事は「酒乱の旦那は治らない」です

結論は「専門家のアドバイスと仲間を作って解決しよう」です

酒乱の旦那さんに手を焼いていますか?

  • 飲むとネチネチからんでくる。
  • 酔うと暴言・暴力がある。

離婚しようと思っても「お金」「子供」のことが気になって「酒さえやめてくれれば」と独り思い悩みます。

辛いわ

最近の遺伝子の研究によると「酒癖が悪くなりやすい遺伝子」は肝臓でもでも発見されています。

じゃあもう治らないのね!!

しかしそれを解決する方法があります。「夫の断酒(お酒を飲まない)」です。

夫が医療機関や支援グループに繋がればお酒をやめるかもしれません

ただ本人お酒を飲むか飲まないかがいくら頑張ってもコントロールできません

そこで専門の医療機関アルコール問題で悩む家族の方の相談先をまとめました。

アルコールの問題は世間で言われる「常識」が通用しません。

自分一人で悩むのをやめて夫の飲酒の悩みを少しでも解消しましょう。

酒癖の悪さは遺伝子で決まっている?

酒乱遺伝子の関係についての研究があります。

アルコール脱水素酵素の遺伝子4つのパターンに分類されます。

そのうちの一つ「お酒を飲めて血中アルコール濃度が上がりやすいADH1B*2を2つ持つ人」は酒乱になりやすいそうです。

4分の1の確率!!

詳しくはこちらにまとめました。

酒乱になりやすい遺伝子があるらしい
この記事は「酒乱になりやすい遺伝子があるらしい」ですあなたの酒癖の悪さが遺伝子で決まっていたらどう思いますか?酒癖の悪いタイプは他人に嫌がられますし自分でも嫌です。私はアルコール依存症に関する本で遺伝子や脳の学者...

また上記は肝臓ですが脳の報酬系でも「内在性レトロウイルスの一種である『HERV-K HML-2(HK2)』がドーパミンの放出に関連する遺伝子(RASGRF2)の近くに存在すると薬物中毒者になりやすい」というオックスフォード大学とアテネ大学が共同で行った研究があります。

Human Endogenous Retrovirus-K HML-2 integration within RASGRF2 is associated with intravenous drug abuse and modulates transcription in a cell-line model | PNAS

酒乱とアルコール依存症は違う

医学的には酒乱アルコール依存症は分けて考えられています。

アルコール依存症と、酔ったときに問題を起こすということとは異なります。それは「酒乱」であって、依存症とは違います。酔ったときにいくら問題を起こしたとしても、たまにしか飲酒しない人はアルコール依存症ではありません。厚生労働省eヘルスネットより引用

もし夫が酒乱でも普段お酒を飲まないタイプなら被害は事前に予防できます。

対処法は「お酒を飲むとどうなるか」を事前に説明することです。

そのうえで「飲まないでね」といえば終わりです。

しかし

  • 約束してもいつも破られる。
  • あるいは毎日のように酒を飲んでいる場合。

はアルコール依存症の可能性があります。

アルコールと依存
アルコールは依存性のある薬物の一種です。飲酒を続け、耐性・精神依存・身体依存が形成され、飲酒のコントロールができなくなる状態がアルコール依存症です。アルコール依存症になると、身体・仕事・家族関係などの様々な問題が起きます。アルコール依存症は酔って問題を起こすこととは異なります。

夫の酒乱度をチェックしよう

夫の飲酒は大丈夫?

まず夫の飲酒が大丈夫かどうかのチェックツールをいくつか挙げておきます。

WHOのスクリーニングテスト | 特定非営利活動法人アスク
アルコール・薬物・その他の依存問題を予防し、回復を応援する社会を作るNPO法人「ASK」の情報発信サイト
KAST-M (久里浜式アルコール症スクリーニングテスト男性版) | 依存症スクリーニングテスト | 病院のご案内 | 久里浜医療センター
久里浜医療センターの公式Webサイトです。アルコール依存症をはじめ各種依存症の専門治療を中心に、こころの病気全般の医療を実施している国立病院です。このページでは久里浜式スクリーニングテスト男性版 (KAST-M)のご案内を掲載しています。

詳しい解説はこちらの記事にまとめています。

酒好きと依存症の違いをチェック
「アルコール依存症? まさか!」と思いながらも誰に聞けばいいかわからないのが普通です。この記事ではアルコール依存症の代表的なチェックリストである「AUDIT」「新久里浜式アルコール症スクリーニングテスト」「CAGE」のそれぞれの特徴をまとめました。

お酒には耐性がある

チェックの結果はいかがでしたでしょうか?

もし今のところは大丈夫でも安心はできません。

アルコールの怖いところは耐性があることです。

簡単に言えば「飲み続けていくうちに強くなり、量が増える」ということです。

先ほど遺伝子について書きましたが肝臓代謝耐性)であれ脳(組織耐性)であれ「繰り返しているうちに酔いの効果弱くなるのは同じで最終的にはほとんど効かなくなる場合もあります。

ですから、チェックツールで要注意だった場合でも、このまま進めば危険度は高くなります

これを「依存症と食虫植物は一緒である」と言った人もいます。

お酒を蜜に引き付けられる虫と例えて、少しずつ中心に近づいていくのと似ていると説明しています。

途中でマズイと思ってもその時にはもうやめられず、食虫植物の消化液に落ち、溶けるのを待つ虫と同じである。

つまり「依存には境界線はない」ということです。

依存症には境界線がないということを医師の見解をもとにまとめたのはこちらです。

どこからがアルコール依存症?
この記事は「どこからがアルコール依存症?」です。結論は「この記事を読んで不安を感じたらアルコール専門の医療機関を受診することをお勧めします」です主人は酒癖が悪いです!お酒を飲むと物を投げたり暴言をはく...

ちなみに私が入院していたアルコール専門病院のスタッフは「毎日4合(ワイン1本、ビール中4本)を10年飲めば、我々が世話をする可能性は高くなる」と言っていました。

耐性
依存性薬物が効かなくなり、同じ効果を得るのに量を増やさないといけなくなること。

今のうちに何とかならないかしら?

アルコール依存症の家庭はこんな感じ

「アルコール依存症の家族は地獄」という記事でアルコール依存症が家庭に一人いると、その家族は全員が疲れ果てるという現実をまとめました。

アルコール依存症の家族は地獄
この記事は「アルコール依存症の家族は地獄」ですアルコール依存症が家庭に一人いると、その家族は全員が疲れ果てますアルコール依存症という病気は外からは分かりずらく、病気のこともあまり知られていません。...

アルコール依存症への家族の接し方は世間の一般常識が通用しない

アルコール依存症というのは病気です。

病気? 意志が弱くてだらしない性格が原因でしょう

ただし肝臓や胃腸の病気ではありません。精神科の病気です。

病気なので専門的な治療をする必要があります。

ほとんどの酒飲み・酒乱の妻は常識的な世間で当たり前の接し方をします。

例えばこの記事の最初で述べた「飲まないでね」と言ったりします。

それで夫の飲酒問題が消えてなくなるのならそもそも悩みの種にはなりません

もし妻がお酒を隠したり二日酔いの介抱をしたり夫の失敗を隠したりしていたら。それは依存症を加速することになります。

世話をしないでね

これには「アルコール依存症は家族を巻き込む病気」だということを知識として持つ必要があります。

そのうえで専門の医療機関相談先のアドバイスを受ける必要があります。

私はアルコール依存症と診断されて18年、断酒して9年半、その間多くの依存症やその家族を見てきましたがこのことは事実です。

なぜ一般の病院ではなく専門の医療機関なのかということについてはこちら。

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アルコール依存症の人に対する家族の接し方についてはこちら。

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家族を巻き込む病気であることについてはこちら。

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暴力があるなら

もし今暴力があるなら緊急に対応しなければいけません。

また言葉の定義で「暴力」というのは範囲が広いので、それぞれに対応する必要があります。

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酒乱の夫と離婚はできるの?

離婚したいと思っても簡単には踏み切れません。

まず「経済問題」があります。そして「子供の問題」です。

そしてそもそも「酒癖が悪いからって離婚できるの?」という疑問もあるでしょう。

以下に離婚に関することをまとめました。

旦那の酒を理由に離婚できるか?
この記事は「離婚の理由が酒」について無料相談ができるサイトや今の悩みに相談に乗ってくれる機関の紹介、弁護士のサイトや動画のリンクを張りながら簡単に、大雑把にまとめています。結論を言えば「離婚できるか」は個々の事情により違います

専門家のアドバイスと仲間を作って解決しよう

繰り返しますがアルコール問題世間一般の常識が通用しません

日本は飲酒に甘い国です。神様もお酒を飲むし、お坊さんも飲みます。

暖房がないころはお酒で温まるというのは合理的だったと思います。

また薬が不十分だったころはアルコール血行を良くしたり寝酒で不眠を解消することもありました。

仏教で僧侶がお酒を飲むようになったのは高い山奥に籠って修行をするようになってからだよ。寒さ対策だね

南方の仏教ではお酒を飲みません

何より娯楽の少ない時代ではお酒を飲んで語り合うというのは楽しみであったのは事実です。

テレビは平成天皇の結婚の儀(1959年)や前の東京オリンピック(1964の年)のころから普及し始めたよ

しかし現代では日常生活でお酒を飲む必要性はどんどん薄れています。

アルコールは合法なので、ついつい甘く考えがちですが強力な依存性物質です。

今後アルコールについては社会的にもどんどん厳しくなるはずです。

2003年に実施された全国成人に対する実態調査によると、飲酒日に60g(純アルコール量として)以上飲酒していた多量飲酒の人は860万人、アルコール依存症の疑いのある人は440万、治療の必要なアルコール依存症の患者さんは80万人いると推計されています 厚生労働省

国をあげてアルコール問題に取り組み始めています。

とは言っても実際にどこへ相談に行けばわからないだろうと思います。

こちらに相談先をまとめました。

疲れ果てたアルコール依存症の家族のための相談先
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