
この記事は「映画化「酔うと化け物になる父がつらい」アダルトチルドレン・依存症が読みたいマンガ」です
今回は「酔うと化け物になる父がつらい」が映画化ということで紹介させていただきます。

#NHK #首都圏ネットワーク で紹介されました👀
酔うと化け物になる父がつらい(@marikosano_o)
父の酒癖の悪さに振り回されていた
母が自殺しても酒をやめない父との暮らしに
著者はいつしか自分の心を見失ってしまい…大反響を呼んだ家族崩壊ノンフィクション作品です。https://t.co/ELmUWtCNUx pic.twitter.com/NWiLRNInhv
— コミなび📖電子マンガ専門店 (@cominavi) November 19, 2019
主演の松本穂香さんのtweetです。
本日は京都にて、酔う化けの舞台挨拶がありました!
雨の中お越しくださったみなさん、ありがとうございました!
映画、いかがでしたでしょうか?
公開日の来年3月6日まで、まだまだ頑張っていきたいと思います!!☺︎! https://t.co/PZuxplVCg0— 松本穂香 (@matsuhonon) October 18, 2019
✨㊗️\公開日決定/㊗️✨#酔うと化け物になる父がつらい 公開日が決定しました!!
2020年の3月6日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショーとなります🎉✨
舞台挨拶を終えたばかりの #松本穂香 さんと #片桐監督 よりメッセージが届きました。
来年の公開まで、応援よろしくお願いします! pic.twitter.com/CslTyO0MJH
— 映画『酔うと化け物になる父がつらい』公式/2020年3月6日公開! (@youbake_movie) October 18, 2019
作品の概要

菊池真理子 酔うと化け物になる父がつらい ダヴィンチニュースより引用
ウェブコミック配信サイト『チャンクロ』2017年4月18日 – 2017年9月5日11回にわたり連載されました。
自伝的側面の強い内容です。
アルコール依存症(多分)の父と新興宗教(S会)の信者である母の家庭で育った主人公の物語です。
父は普段は小心者なのに夜になると「化け物」になって帰ってきます。
大声でだらしなく笑い崩れる父と宗教にはまり寂しげな母。

菊池真理子 酔うと化け物になる父がつらい ダヴィンチニュースより引用
母は時々主人公である私に「一緒に寝ようか」と言って服を脱がせ、裸で背中をくっつけて寝ます。
「背中越しに染みてくる濁流のような悲しみがイヤだった」
その母が首を吊って死にます。
「どうして守ってあげられなかったんだろう」
「お父さんのお酒から麻雀から」
「盾になってあげずに」
「私が逃げたからお母さんは死んだんだ。それが中二の私の答えだった」

菊池真理子 酔うと化け物になる父がつらい ダヴィンチニュースより引用
やがて私は自分の気持ちに蓋をしてしまいます。
高校を卒業しても、就職も進学もせずバイト生活を送ります。
「私の未来に子どもはいない」
「自分が歪んでることはわかってる」
「だけど、子供とかママとか聞くと鳥肌がたつ」
父はやがて食道がんから脳腫瘍になり亡くなります。
告別式で父を責めたことを後悔します。
「人の心を持たない化け物は私のほうだったんじゃないのか」
「父が死んだとたん、攻め立てていた刃がすべて自分に向かってきた」
単行本には連載に掲載されていない「描きおろし後日談」があります。
「生きていればいつかは」
(コミック) (Kindle版)
プロフィール

菊池真理子さんは埼玉県出身の46歳です
小沢カオルという名でルポ漫画を描いています。
母と母が他の親せきが宗教団体(S)の信者で「酔うと化け物になる父」では父親のアルコール問題に焦点が当たっていますが、インタビューを読むと母の宗教問題が大きく影響していたことがわかります。



22歳のころ『ヤングマガジン』(講談社)の新人漫画賞の作品に応募して、一番下の賞に引っかかり5万円の賞金をゲット
次は佳作に入選し30万円。
少女漫画雑誌『プリンセス』(秋田書店)の賞にも応募するとまた受賞。
『プリンセス』でデビュー。

ところが初連載のアンケート結果は最悪ですぐに打ち切りになってしまいます

その後ルポ漫画を描き始めます
ホストクラブの取材、ゲテモノを食べる取材、ゴミ屋敷を清掃する取材、山の中でサバイバルをする取材などを繰り返します。

2017/9/15「酔うと化け物になる父」が発売され一躍人気漫画家になります

2018/8/31には「毒親サバイバル」というオムニバス形式のマンガで評判になります
菊池真理子さんは講演会なども精力的に行っています。
今日は群馬社会福祉総合センターで「酔うと化け物になる父を持って」というテーマでお話しします。
14時からです。お近くの方はぜひお立ち寄り下さい(担当)https://t.co/GJcC7ggUa8#群馬 #酔うと化け物になる父がつらい#菊池真理子
— 菊池真理子 「生きやすい」発売中 (@marikosano_o) November 10, 2019
11月16日は、山形県の県民フォーラムに参加します。
テーマは”生きづらさから自由になるために”。12時30分から受付開始です。
(担当)https://t.co/xgdXTIFx6X#菊池真理子#酔うと化け物になる父がつらい pic.twitter.com/gc3hIHdY9W— 菊池真理子 「生きやすい」発売中 (@marikosano_o) November 5, 2019
菊池真理子さんの作品は「毒親サバイバル」「生きやすい」も紹介しています。


作品の感想

菊池真理子 酔うと化け物になる父がつらい ダヴィンチニュースより引用
私の感想は一般の読者とは違うはずです。
それはこの作品の父親は確かに「化け物」かもしれません。たぶん依存症だと思いますが、私と比べればそれほど重症とは思えないからです。
それでもこれだけ子供の心を傷つけているのだと思い、改めてとんでもないことをしてしまったと慚愧に耐えません。
また他の登場人物。母や妹、私(主人公)の恋人にも本当は描き切れていないストーリーがあるはずです。
家族にアルコール依存症が一人いるだけで、家の中はめちゃくちゃになります。
家族全員の心に深い闇を作っていますから。
ちなみにこの作品の登場人物は母も私も妹も全員がイネイブラーです。
改めてアルコール依存症は家族を巻きこみ、家の中を地獄に変える病気だと実感しました。
Twitter情報
私は感動している…!
(英語だけど、ネタバレありです)
A Life Turned Upside Down: My Dad’s an Alcoholic (2019) review [Japannual 2019] – psycho-cinematography https://t.co/Db5TsjX5D8
— 菊池真理子 「生きやすい」発売中 (@marikosano_o) November 18, 2019
ルーム から化け物まで丁寧に、極東の小さな映画をじっくり観てくださっていて、とても感動します。ありがとうございます。まだまだ続けて行けそうです!
A Life Turned Upside Down: My Dad’s an Alcoholic (2019) review [Japannual 2019] https://t.co/7RZYCoI2Y6 @PjVanHaeckeさんから
— 片桐健滋 (@KatagiriKenji) November 18, 2019
こちらのイラストも担当いたしました。性虐待は、誰の身にも起こってはならないことだけれど、男性ゆえの苦しみも重なる…。
ご意見、体験談等は、20日の「おはよう日本」にて取り上げられるそうです。ぜひ、記事内のコメント欄にお寄せください。 https://t.co/JGa9KiXoB7
— 菊池真理子 「生きやすい」発売中 (@marikosano_o) November 17, 2019
イラストを担当いたしました。こんなに多くの男性がセクハラ被害にあっていることに驚くと同時に、私もやっていた…という猛烈な反省…。女性向けのモテ本にある、男性へのソフトタッチ作戦も、いい加減考え直さなくてはいけないのでは?などと思いながら描きました。 https://t.co/JFaXpdnzpd
— 菊池真理子 「生きやすい」発売中 (@marikosano_o) November 17, 2019
この本をお勧めしたい人
- 依存症本人。
- イネイブリングがもう一つ理解できない人。
- 機能不全家族に育ったという自覚のある人。
- 結婚を考えている相手の親が依存症の人。
- 親を好きになれない人。
- 映画の紹介を見て興味を持った人。
この本が向かない人
- 大酒飲みでも自分は依存症という自覚のない人。
- とんでもない家庭に育ったが自分はアダルトチルドレンという自覚がない人。
- マンガは画が命だと思っている人。
こちらから作品の一部を読むことができます(無料です)


著者インタビュー







菊池真理子さんの作品
過去記事です


