断酒しようと思ったときに人間関係で気をつけたいこと

この記事は「断酒しようと思ったときに人間関係で気をつけたいこと」です

結論は「飲まない人との付き合いを増やすです

「断酒しようと思うけど飲み友達とは会わないほうがいいですか?」と聞かれることがあります。

私がTwitterを見ていてアルコールに限らず依存症の人で以前のまま人間関係を続けている人が結構いることを知りました。

私の経験上ですが、これは慎重になったほうがよいと思います。

飲み友達と「酒を飲まなければいいだろう」といって居酒屋通いを続けるなどというのはかなり危険です

断酒して間もないころは誰でも不安定です

わざわざ危険な環境に自分を置くのはリスクが高すぎると思います

とは言っても毎日行きつけのお店に通っていた理由は寂しいからですよね

独りぼっちは嫌だよ。みんないい奴だし…

そこで人間関係リストラすることについて私の体験を中心にまとめました。

どこか一つでも参考になれば幸いです。

飲み友達は清算する

清算したほうがいい理由(私の体験から)

私がまず一番最初に心がけたのは、飲み友達を清算することでした

断酒をしようと思う人にとっては飲み友達断酒を妨げる存在になります。

もしあなたが「怪しげなビジネス」や「インチキな宗教」に「はまってしまった」とします

その時「ヤバイ!」と思い「自分が進みたい方面の仕事」「自分が本当に癒されるコミュニティ」の存在を知り「そちらに移りたい」と思います

そうすると「怪しげなビジネス」「インチキな宗教」の人たちはあなたが抜けることを全力で阻止しようとします

基本的な構図はこれと同じです

「怪しげ」「インチキ」あなたが思ってもそこに属している人「まっとう」「健全」だと思っています。

こういう関係はすっぱり清算する以外ないと思います

善悪の問題というよりも「価値観」が違っているからです

「断酒しよう」と思い始めたあなたと「飲むのが楽しい」と思っている人とではもうすでに価値観がすっかり違っているもんね

断酒を始めたころは「このままではまずいことになる」と思い「断酒しよう」と思うのですが、世の中には気分良く酔っぱらっている人がたくさんいます

お酒が合法でどこでも安く手に入るということを考えたら「怪しげなビジネス」「インチキな宗教」より世間に認知されているだけ余計に厄介です。

ですからこの関係はすっぱり切るべき関係だと思うことが大切だと思います。

アルコールは依存性物質です。医学的に違法薬物より依存性が強く危険度は高いという報告がたくさんあります

こちらの記事ではアルコールはヘロインに次いで2番目に危険とされています。

The five most addictive substances on Earth – and what they do to your brain
Be careful: many of us have tried at least two of them.

こちらの記事も参考になります。

依存性薬物データベース | 特定非営利活動法人アスク
アルコール・薬物・その他の依存問題を予防し、回復を応援する社会を作るNPO法人「ASK」の情報発信サイト

電話帳をすべて消した私の体験

私は10年前今度こそ断酒しなければいけないと思いました

その時携帯(当時はガラケー)の電話帳を家内と娘を残して全て消去しました。

会社も解雇されましたのですっぱり人間関係は清算されました。

断酒継続をした後に、電話帳に登録される人は、みんな飲んでいた私を知らない人ばかりです

新しく電話帳に登録される人数が増えていくのも楽しみになりました

逆に飲み友達のことを考えると断酒ができないと思うならばまだ決意ができていないのだと思います。

それについては後で書きます。

カミングアウトするほうがいい理由

その意味でも「断酒」を宣言したほうがいいと思います

仕事上の都合で難しい人もいるかもしれません。

私は営業職や飲食店でずっと勤務していて「断酒」を志しながら失敗する人をたくさん知っています

一方自分で保険の代理店をしていたり、家族経営の飲食店のオーナーでも継続できている人は「私は飲めない」ということをはっきり伝えて、そのうえで仕事をしています

アルコール専門病院に入院していても診断書傷病手当の用紙に「うつ病・アルコール依存症」と併記されているのをいいことにアルコール問題会社に十分説明しない人はいます。

医師もソーシャルワーカーも「解雇されたら困る」と言われれば強く言えません

しかし先ほども書きましたが、アルコールが怖い依存性物質なのに、世の中の大半の人はアルコール依存症という病気のことを理解していません

結局その後、飲み会などで失敗するのは自分です。

依存症のことを相手に理解してもらうのはとても難しいことですが「私は飲まない」と言うのは難しくありません。

私自身は「飲めない身体です」「昔飲んでいましたが、今はお医者さんから一滴でも飲んではいけないといわれています」と言ってなお強要されたことはありません。

それでも泥酔している人は絡んでくるかもしれませんが、今はそういったことは犯罪行為です。

「アルハラ」になるので毅然とした態度で飲まない姿勢を貫けます。

アルハラは悪 酒好きは知らないうちに加害者になっている
この記事は「アルハラは悪 酒好きは知らないうちに加害者になっている」です飲み会などでソフトドリンクを頼んだ時「飲め!その場の空気が悪くなる」などと言われたことはありませんか?昭和的なおやじなどと言われそうですが...

カミングアウトしてもつきあい続けてくれる人は自分の理解者になる

「断酒」を宣言してもつきあってくれる人は理解者だと思います

少なくとも断酒の邪魔をする人ではありません

アルコール依存症を克服した過程を書籍でアピールしてとっても活躍している社長さんもいるよ。参考にしたいね

私自身の体験からも「断酒を喜んでくれる友人・知人」との人間関係は、飲んでいた頃よりずっと良くなりました

その喜びは、わずかに切れた人との人間関係とは比べようもなく重要感があり、私を満たしてくれています

人間関係をリストラするのがいい理由は飲んでいた頃の「心の穴」にある

私はアルコール依存症は基本的に孤独感を強く感じている人が大半だと思います

人と一緒にいてもどこかで浮いている、なじめない自分をもて余します

その孤独感から酒を飲んじゃうんだなぁ

酒場に集まっている人は多かれ少なかれ同じような感情を持った人が集まっています

素面の人間関係で埋められない「心の穴」を酒の力を借りて埋めようとしています

しかし、酒の力を借りているということは本質的にはその人間関係では埋まらないということです。

断酒を継続する上で大切なことは「なぜ飲まずにいられなかったのか」を知ることです

酒で埋めてきた「心の穴」を素面で埋めることが断酒継続のカギになると思います

そういった意味でも人間関係をリストラする必要があると思います
寂しくて酒を飲むと人は余計に孤独になる
寂しい時に酒を飲む人はたくさんいます。それがずっと続くといつの間にか依存になっていきます。寂しい酒に逃げるのが依存症の特徴の一つで、特に一人暮らしの女性に増えているようです。依存症になると周囲との壁がさらにでき悪循環に陥ります。同じ悩み・病気の人との共感が酒の代わりに寂しさを癒すことについて書きました。

解決策は飲まない人との付き合いを増やす

自助グループがおすすめな理由

断酒継続するときに心がけたいことは飲まない人とつきあうことだと思います

特に断酒して日が浅いうちは、同じ病気を持ちながら今飲まない生活(ソブラエティ)を続けている人と一緒に過ごす時間を増やすことです。

その意味で自助グループはおすすめです。

自助グループが夕ご飯時に始まる理由は「飲み友達」から「飲まない仲間」へ人間関係をシフトさせるという意味もあります

ただ自助グループは万能でも天国でもありません

大切なのは自分の断酒のための「自助グループ」だという認識だと思います

ついつい「自助グループ」のための自分となりがちです

それでも飲み友達との何も生み出さない関係と違って、うまくいかない人間関係から学べるところがたくさんあります。

自助グループのメリットとデメリットはこちらにまとめました。

アルコール依存症の自助グループ|私が思うメリット・デメリット
この記事は「アルコール依存症の自助グループ|私が思うメリット・デメリット」です結論は「お勧めはするが無理強いはしない」です自助グループはご存じでしょうか?依存症という診断を受けて自覚のある方は知っ...

断酒が安定してきたら色々な人と楽しい関係を持ちたい

同じような病気の人とのつながりを一定以上持ち続けられれば、それと並行して色々な人とつきあっていくほうがいいと思います

できれば参加できるコミュニティを増やして、どこかで行き詰ってもどこかでリカバリーできれば心は安定するかもしれませんね

断酒新しい人生のスタートになると思います。

私は断酒して本当によかったと思うし断酒後の人間関係のほうがはるかにいいと実感しています。

飲んでいた頃に迷惑をかけた人に償いができればそれに越したことはありません。

しかし、私の経験上ですが償いは簡単ではありませんので焦らず取り組むほうがいいのではないだろうかと思っています。

断酒9年半を振り返って感じる断酒の効果ベスト7
断酒したらどんないいことがあると思いますか?私は「断酒はメリットしかない」と言いたいです。私自身の体験で効果が早く出たことから順番に7つ(肝臓・血圧・肌(若く見られる)・お金・ダイエット・脳・人間関係)書きました。
依存症の人が寂しさから身を守りスリップを防ぐヒント
この記事は「依存症の人が寂しさから身を守りスリップを防ぐヒント」です。結論は「自分に合いそうなコミュニティを見つけて、参加することで孤独感の問題を改善していきましょう」です依存症の人が気をつけるHAL...


アルコール依存症ランキング

タイトルとURLをコピーしました