少しでもお酒をやめたい人へ 断酒の方法 

この記事は「少しでもお酒をやめたい人へ 断酒の方法」です

断酒のきっかけが欲しい」「断酒が難しい」と感じている方にヒントになればと思い書きました。

結論は「断酒継続ができている人をまねる」です。

積極的に吸収するのね

私は断酒9年半です。

アルコール依存症と診断されてから18年です。

試行錯誤だった8年間を振り返り、断酒継続にとって最も大切な「底つき体験」「ストレスマネジメント」「病院との付き合い方」について語りました。

基本的に断酒には「こうしないとやめられない!」なんていう方法はありません

それでも

最低限これだけは知っておいた方が、継続しやすいんじゃないかな

と思う部分がやはりあります。

意外と見落としがちな「自分より上手くいっている人から吸収する」。

  • 少しなら断酒できるけど継続が難しい。
  • スリップする仲間を見て、自分もこのままで大丈夫かなって思う。
  • 気を付けておいた方がいいことってあるのかな?

断酒をしたいと思い始めた方から、1年の継続、3年の継続が難しいくらいの人には役に立つと思います。

お酒をやめたほうがいい人は?

すぐに断酒したほうが良い人は「やめたいと思っているけどやめられない人」です

やめたいんだけど…

これははっきりしていて分かりやすいです。

もっと問題がある人「酒を飲まないと寝付けない」「二曰酔いで仕事を休んでしまった」「酒が原因でトラブルを起こした」などの人です。

アルコールをやめるのは、早ければ早いほど良いのです。

しかし「なんとなくやめたほうがいいと思っている」状態の人に「酒は体に悪いよ」といっても届きません。

余計なお世話だ」と言われます。

うるせー!好きで飲んでるんだぁ!!

断酒にまず必要なのは「底つき」体験

そういうわけで、実はやめたいけどやめられない人断酒の入り口まで来ている人なのです。

次に断酒必要なのは「底つき」体験です

「「底つき体験」がアルコール依存症の飲酒をとめる」という記事です。

よろしければどうぞ。

「底つき体験」がアルコール依存症の飲酒をとめる
この記事は「「底つき体験」がアルコール依存症の飲酒をとめる」です結論は「『底つき』を早く経験するにはやめている人を知る」です断酒継続ができなくて困っていませんか?あるいは夫の飲酒問題で振り回されていますか?...

客観的な事情はどうであれ、飲酒をしている人が「自力では、お酒をやめられない」ことを受け入れるのが「底つき」です

やめられない!助けて!!

底つき体験をした人の特徴

では「底つき」体験をした人の特徴は何かです。

自分流の酒のやめ方では、やめられないことを実感していることです。

具体的に書きます。まずは失敗経験から。

こういうことを言っているうちは「底つき」じゃないよ

私や私の仲間が「自分流にやめようとして失敗した方法」です。

  • 今日はビールだけにしよう。
  • 今日は2杯だけにしよう。
  • せめて昼からは飲まない。
  • 一人で飲むと、誰も止めてくれないし、飲みすぎる。誰かと飲もう。
  • 運動をたくさんしよう。

他にもありますが、こういったやり方で量を減らしたり、おとなしく飲もうとしているうちはダメです

そんなことくらいわかってるよ!!

それくらいのことは分かっている」とおっしゃる方は多いのです。

しかしスリップするの時の心境を思い出してください

「ちょっとくらいならいいか」

「○○か月やめたし、飲酒欲求もないし、大丈夫じゃない?」

大なり小なりこういった気持ちがどこかに潜んでいたはずです

底つきを受け入れたあとは「継続」だけが問題です。

あとは継続を軌道に乗せるだけ

以下は「AA ミーティング・ハンドブック 第三章 さらにアルコホリズムについて」より引用。

私たちがやったことをいくつか書いてみよう。ビールだけに限る、飲む杯数を決める、一人では決して飲まない、昼間は飲まない、家でだけ飲む、家に酒を置かない、仕事の時間中は飲まない、パーティでだけ飲む、スコッチからブランディに切り替える、ナチュラルワインしか飲まない、仕事中に酒に手を出したらクビになることを承知する、旅行をしてみる、旅行は控える、(宣誓の儀式をするかしないかは別にして)永遠に飲まないと誓う、運動の量を増やす、心に感動を呼ぶような本を読む、健康施設や療養所に行く、精神病院に入ることを受け入れる──等々、例をあげればきりがない。

やめている人に関心を持つ

やめている人に関心を持ち、真似をしたいと思える気持ちが強くなるほど、断酒継続は容易になります

お酒のやめ方は色々あると思います。

断酒継続している人で、自分とフィーリングが合いそうな人探してください

身近にいなければ、ネットでも本でも構いません。

見つけることができたら「自分はこの人のようになりたい」と強くあこがれて、徹底的にコピーするのが早道です。

相性があるので「ちょっと違うかな?」と思ったら、変更しても構わないと思います。

ただし、気を付けたほうが良いのは、最初のうちは一人に絞ることです。

あちこちつまみ食いをしても身につきにくくなってしまいます

真似をする人は変更してもいいけど、つまみ食いはダメだよ

なぜ真似をできるのはいいのか?

なぜ真似をできるのはいいのか? ですが、その前に真似をしたくない心理です。

彼は断酒はしているが、人間としては俺の方が上だ。社会的地位も、人格も。なにより俺は彼ほど酒に溺れていない!!

この気持ちが残っているうちは「底つき」ができていません

ギブアップしていない。敗北を認めていないのです

AA・断酒会・アルコール専門病院には、様々な人がいます。

その中で断酒継続ができている人にも色々なタイプがいます

確かにあなたは社会的地位もあるかもしれない、人格者かもしれない。彼ほどひどい飲み方はしていないかもしれない。

それは立派なことです。

しかしどれほど地位名誉があり、聖職者として神様につかえているような人格者であったとしても、今飲んだくれているのは事実です。

実際お医者さんや神父さんは断酒が容易ではありません

プライドが邪魔をするのです。

あなたが敗北を認めるのは、ミーティングや例会に集っている人の財産人格教養ではありません

もうこれ以上お酒を飲んでいては、生きていけない」という決意に対してです。

この「敗北を受け入れている態度」と「実際の断酒に結び付けている行動」を真似るのです。

態度と行動を真似るのか

プライドを捨てて素直になろう!!

なぜ「底つき」は必要か?

なぜそこまで「底つき」が必要なのでしょうか?

「底つき体験」が不十分な人は、真剣に断酒できないからです。

私がアルコール依存症と診断されたのが17年前です。

そこからの8年間は飲んだり止めたりの繰り返しでした。

一時的に体調は良くなりましたが、仕事も家庭もじわじわとダメになっていきました

いつまでたっても出口の見えない苦しみに襲われ続けていました。

その後きっかけとなった3度目の専門病院の入院を機会に、大嫌いだった自助グループにも参加するようになりました。

今まで「アル中の集まりだ」と思っていたのですが「この人たちは自分ができないことをやっている」という現実を受け入れました

それから自分の過去と向き合い、恥ずかしい失敗を人前で語りました。

最低限の素直さと覚悟が持つことで、「自分に酒を飲まさない工夫」を続けられるようになります

継続のために必要なのね

病院と上手に付き合おう

私は精神論だけでやめようなどと言うつもりはありません

アルコールは体にとってです。

合併症のある人は治すことが先決です。

医師の指示通り治療するのが早道になります。

うつや双極性障害、統合失調症などがあると時間はかかるでしょう。

抗酒剤やレグテクトが必要な人もいると思います。

医学は進歩しているので、その恩恵を受けられることはありがたいのです。

ただ残念ながら現時点では、100%の薬・100%の治療は存在していません

それを頭の片隅に置いて、病院で治療を受けましょう。

病院は現時点でできることをやってくれます

しかし自分でできることは自分でやることが回復への手がかりです。

病院には行こうね

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ストレスを減らすために

アルコール依存症だけではありません。

生活習慣が原因の病気はとても増えています

食事・睡眠・運動などが適切であれば、リスクはうんと下がります。

しかしそれ以上に大切なのは、「ストレスマネジメント」です

依存症も同じです。

心の中に依存症を呼び寄せる原因が残っている限り、問題は形を変えて表れます

そういったストレスマネジメント能力が高いほど、断酒継続は容易になります。

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その能力を身につける前提が「底つき」です。

私は難しいことをしようと、言っているのではありません。

毎日の生活では、イライラしたり、自分を嫌いになったりしがちです。

それらは心の反応の癖なので、少しずつ矯正していけばスリップのリスクを減らせるということです。

そしてそういった習慣が身についてくると、気がつくと「漠然とした不安」「だるい毎日」から「楽しく、生きていてよかった」と思えることが増えてきます。

すべては第一歩を踏み出すことから始まります

お酒にギブアップして、断酒している人のまねをしましょう

酒に対して無力であることを受け入れる

断酒している人を見習うのね

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