アルコール依存症はなぜ嘘をつく?

この記事は「アルコール依存症はなぜ嘘をつく?」です

結論は嘘をつかないためには

  • 依存症が病気であることを知る
  • 断酒継続をする

アルコール依存症の人は嘘をついて飲酒します。

をつかれた人は酔って記憶がないのかな?と思ったりします。

もちろん記憶がないというのも事実ですが、アルコール依存症の悪質な嘘飲みたい欲望とやめたくてもやめられない葛藤からきています。

アルコール依存症は飲酒のコントロールができない病気です。

具体的には飲んではいけない状況で飲んでしまう、決めた飲酒量を守れず酔いつぶれるまで飲んでしまうなどの特徴があります。

今回の記事ではアルコール依存症の人が付く嘘は病気が原因であることを知る。

そして専門医療機関で治療をして、断酒すれば不必要な嘘をつかなくなるという内容をまとめました。

アルコール依存症が他人につく嘘

アルコールの臭いをさせていても飲んでいないと言い張る

アルコール依存症の人は酒の臭いをプンプンさせていても真赤な顔をしていても「飲んでいない」と言い張ります

飲酒に関することは何であれ、ごまかし、嘘になってしまいます

アルコール依存症は医者に飲酒量を聞かれても嘘をつく

アルコール依存症はγGTPの数値が高くてもが痛くても病院医師飲酒量を聞かれると量を誤魔化します

私も「一日2杯だけです」などと嘘をつきました。

また風邪をひいた。骨折した「だから飲んではいけない」と医師から言われても飲みました。

お酒を飲めないようにする薬(抗酒剤)を処方されても吐き出すなどして飲みません

抗酒剤を吐き出すことについてはこちら

抗酒剤で私が実際に体験したこと
この記事は「抗酒剤で私が実際に体験したこと」です。抗酒剤(ノックビン,シアナマイド)は最近は注目度が下がっています、断酒の補助役としては役に立つ人もあるのと思います。抗酒剤は治療薬ではありません。飲酒欲求を抑える薬ではなく、抗酒剤を飲んで飲酒すると気持ちが悪くなる働きがあります。

アルコール依存症は家族の目を盗んで飲む

アルコール依存症夫に対してこれ以上飲ませてはいけないと焼酎のボトルにペンで印をつけて「これだけにして!」などと言います。

しかし、アルコール依存症になると家中ありとあらゆる場所にお酒を隠します

私も家族の目を盗み酒を飲んでおきながら「決められた量しか飲んでいない」などと平気で嘘をついていました

また家族で買い物に出かけても「ちょっとトイレ」「仕事の電話」などと嘘をつき、コンビニんで飲んだりしました

アルコール依存症が自分につく嘘

アルコール依存症は自分より重症の人がいるから大丈夫と自分に嘘をつく

アルコール依存症の人は専門病院の院内例会でも自助グループでも自分より重症の人を見つけると安心します

私もそうでしたが、客観的な判断はできていませんでした

あるいは、ミーティングなどに参加した時、すべてにおいて自分よりひどいと思える人を一人だけでも見つけると「俺はアルコール依存症ではないから、飲む量を減らせば問題ない」と思いました。

ある特定の評価が自分より低いと感じた場合に自分は酒を飲んでもよいと考えます

飲酒が何より大切なので無責任になる

アルコール依存症になると飲酒が一番大切で、そのためには手段を選ばなくなります

私は職場でも家庭でも果たすべき責任を放棄して、言い訳ばかりして飲酒を続けました

治療が必要だと認めると飲酒をやめなければならなくなるので、治療を拒みました

治療が必要でも認めないことについてはこちら

γ-GTP100? 200?1000? 飲みすぎの肝臓数値
γ-GTPだけで肝機能を診断することは不可能ですが、アルコールの飲み過ぎが原因の場合ならお酒をやめれば下がります。効果がある食事やサプリメント、運動もありますが、お酒を飲まないことが前提です。γ-GTPの基準値やどういう状態になるのかを私の体験から まとめました。 

対策は病気であることを認めることから始まる

アルコール依存症の人が嘘をつくのは、酒を飲みたいからです

アルコール依存症の人が「嘘つき・無責任という人格」とは限らない理由は、断酒して回復すると、嘘をつく回数が激減責任を取り始めるから分かります

まずアルコール依存症精神科で治療される脳と心の病気であることを知ることが必要です

「理性で善悪を判断できない症状の病気」であって「人格問題」とは分けて治療されています

確かに嘘をつかれた家族や周囲の人はにわかには信じがたい話だと思いますが…

本人は断酒するために依存症という病気のことを知る必要があります

アルコール依存症が嘘をつくのは孤独と関係がある

アルコール依存症の人はもともと回避依存症の傾向が強い

私は自分自身や仲間を見ていてアルコール依存症になる人はもともと回避依存症の傾向を持つ人が多いと思います

回避依存症は「人間関係で深い・親密な関係性を持つことを回避している」状態です。

特に機能不全家族に育ち、毒親に育てられたACが依存症になった場合は、親密な関係を作れません。

本当は心のつながりを求めているのに、親子関係で受けた心の傷から全く関係性を断つ場合もありますし、八方美人となって特定の人と親密になる事を恐れるようになります。

しかし、心の底では親に愛されなかった傷を癒したくて、深い関係を求めています。

ですから、飲酒で孤独を癒し、アルコール依存症になるパターンが多く見られます

アルコール依存症の孤独はこちら

寂しくて酒を飲むと人は余計に孤独になる
寂しい時に酒を飲む人はたくさんいます。それがずっと続くといつの間にか依存になっていきます。寂しい酒に逃げるのが依存症の特徴の一つで、特に一人暮らしの女性に増えているようです。依存症になると周囲との壁がさらにでき悪循環に陥ります。同じ悩み・病気の人との共感が酒の代わりに寂しさを癒すことについて書きました。

依存症は仲間とともに回復する

アルコール依存症の人が断酒継続・回復できるかどうかの大きなポイントがあります。

ポイントは治療・断酒・回復に熱心な気持を持っている人と仲間になることです

アルコール依存症が嘘をつくのは、依存症への偏見があります。

私はだらしなくて、意志の弱い人間だと見下されたくない気持ちから、自分の飲酒行動を嘘をついて言い訳していました。

そしてもともと孤独なアルコール依存症の私は、嘘をつくことでますます孤独のスパイラルに陥りました。

同じアルコール依存症の仲間を見ても、アルコール依存症の人が、自分と同じ病気・症状の人が克服している姿を知ると、治療への意欲が芽生えてくるようです。

同じ依存症の人同士のなかでお互いを受け入れること、お互いを一人の人格として認めあうことは、お互いをアルコール依存症として認めあうことになります。

その結果自分で自分をアルコール依存症と認められるようになります。

はじめの頃は「俺はアル中じゃない。あいつらはアル中だろうが、俺だけは別なんだ」と現実や病気から目を背け自分に都合のよい理屈ばかりになっている心理状態仲間姿からだんだん回避できるようになります。

私は自分一人ではない、そして立ち直っている仲間がいる、という安心から孤独が和らぎ、不必要な嘘をつく必要がなくなってきました


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