
この記事は「劣等感は目標110%で克服する」です

結論は「劣等感を認める。受け入れる。ハードルを高くしすぎないで110%増にして克服」です
劣等感を克服するのは大変ですよね。
劣等感が強いと自分は悪くないはずなのに謝ってしまったり、他人と自分を比べて羨ましいとため息をついてしまったり。
一方劣等感を原動力に頑張る人も多いです。
- 私は自分自身を振り返って劣等感には「認められたい願望」「恥をかく恐れ」「自分が劣っているという考え」の三つの心理が潜んでいたと思っています。
- 劣等感は誰にでもありますが、特に強い劣等感に悩んでいたときは、「認められたい願望」「恥をかく恐れ」「自分が劣っているという考え」の3つの感情の埋め合わせをしたくて、ハードルを高くしすぎていたように思います。

私はアルコール依存症ですが、酒の力を使って劣等感で抉れた心の穴を埋めようとしていました
- 劣等感は人間なら誰にでもある感情と知る。
- 思うように出ない結果に焦り、現実のありのままの自分を見失わない。
今回の記事では私が実践した劣等感の解消・克服法「昨年と比べて常に110%増を目指す」についても書きました。
心理学的に見れば劣等感は人との関係で生まれる自己防衛の感情です。
本当は自分を大切にしたい気持ちです。
- メンタルが病的な状態ではカウンセリング・コーチングなどで一度浮かび上がる必要があるかもしれません。
- しかし、劣等感はどんな人の人生にもあるので、少し落ち着いてきたら心のバランスを崩さないようにしたいと思っています。
劣等感の克服ができなかった私の体験
劣等感からうつへ
劣等感・失敗から自己嫌悪に陥るのはどういう状況か?

私の場合自分が思い描いていた通りの結果が出なかった時でした
私が初めて連続飲酒(お酒を手放せない状態)になったのは、ゴールデンウイークが終わったころ、学生ばかりが住む下宿の一室でした。
- 第一志望の大学に行けなかったこと。
- かと言ってもう一度トライしようという気持ちになれなかったこと。
- 彼女と別れたこと。アルバイト先になじめなかったこと。
全てにおいて中途半端な自分が嫌になっていました
何もする気が起きず劣等感からうつ状態になっていました
当時は「うつ」という言葉が一般的ではなく「自分は五月病かな?」と思っていました。
うつ状態から連続飲酒へ
連休中に季節外れの風邪をひき、そのままずっと酒浸りになりました。
- 初めての一人暮らしでの戸惑い・ストレス・孤独がうつ状態を加速させたのかもしれません。
- 熱が下がっても、酒が止まらなく(連続飲酒)なり、お金が尽きるまで部屋から出られませんでした。

風邪が治ってから以降も酒を飲んで問題行動を起こす場合は、いつも「他人と比べて劣等感を感じ落ち込む自分」がいました
- 劣等感が強く、他人から褒めてほしい、慰めてほしいと思い続けている自分
- 「どうせだめだよ」と取り越し苦労をして、諦めている自分
- 思い通りに結果を出せない時の怒りの感情に現実を見失ってしまう自分
そういった感情が強く出そうになるとき、私の飲酒はコントロールを失っていました。まだ未成年なのに酷い飲み方でした。

私は本当の意味で自分を大切にしていませんでした
劣等感の克服をしたい
劣等感は自分の価値観で感じているという気づき

50代になってから感じるのは、昔の友達に会うとざっくばらんに失敗した話をしてくれることが増えたということです
話を聞いていると、私より成績もよく有名な会社に入った人たちのその後も微妙です。
30年以上たつと、当時の一流企業が今も元気かと言われれば大半が落ち目になっています。
私が若手社員だった頃は日本企業は凄くて世界を席巻していました。
しかしその後はずっと下り坂です。
- 一人一人を見れば会社の倒産・リストラや、離婚したり、子供が引きこもったり、破産したりと色々です
- 私がうらやましいと思った友人たちも何らかの問題・劣等感を抱えて悩んでいます。
- 特に学生時代は成績が良かったのに、社会人になってから力を出せなかった友人の劣等感は凄いようです。
- 自分を大切にしたいのに上手くいかないようです。
一方全く逆の人もいます。
- 目立たなくて久しぶりに会っても思い出せないような人が、何かをきっかけに発奮してまぶしいくらい元気だったりします。
- 劣等感を上手く生かせたのかもしれません。

劣等感は誰にも避けられない感情なのだと思います
つまり劣等感は自分の価値観で感じるものだと思います。
- 劣等感は自分の思い込みから来るのかもしれません。
- 口に出さないだけで、本当は誰でも劣等感を感じています
- そして劣等感との付き合い方が変わると、人生の転換点になる可能性が高くなるということです。
劣等感と嫉妬の関係は劣等感は自分の理想像に近い

私自身劣等感を克服したかったのですが、ある時劣等感を抱く対象が似たような物ばかりだということに気づきました
劣等感と嫉妬の関係は自分がこうなりたいという理想像を持てる箇所にしか劣等感は持たないということです。
- 例えばコントラバスの名演奏家に劣等感は持つ人は少ないです
- ところが自分がコントラバスで名演奏を目指しているなら自分より上位の人に劣等感を抱きます
劣等感の底には「向上心」が眠っている
つまり劣等感の正体は理想像と達成出来なかった現状とのギャップの苦しみだと痛感しました
ですから劣等感の苦しみにはプラスの面があります。

プラスの面とは劣等感が深い人ほど「向上心」が心の底に眠っているということです

向上心のない人、良くなりたいと思わない人は悩んだり苦しんだりしません
- 自分が劣等感を感じるところは「なりたい自分のすぐ近所」
- 自分が向上心を持てるところ。

今はまだ結果がでていないかもしれない

しかし上手くいかない原因を探り・挑戦することによって、自分の長所になるかもしれません

成功者は若いころに劣等感の塊だったことが多いよね
自己実現の本を、むさぼるように読んだ時期がありました。
そのうち成功者に共通したある特徴に気づきました。
それはほとんどの人が若いころは劣等感の塊であったり、親が大失敗して貧乏だったり、不遇な時期を過ごしています。
その後、何かのヒントをつかんで開眼し、快進撃を始めています。— Vega0323 (@vega0323) September 6, 2019
劣等感の克服の方法
自分が何に劣等感を持っているかを知る
自分の劣等感は分かっているようで明確には分かっていません。
前節で自分が嫉妬心を感じる人のある特定の属性に劣等感を感じていると書きました。
- だから自分が羨ましいと思っている人。
- また自分がムキになって否定したくなる人にも劣等感を抱いています。
劣等感を持っている対象がある程度分かったら、分かった対象の中で自力で何とかなりそうなことを絞り込んで選びました。

私は紙に書き出して優先順位を付けました
- 書き出すことで頭が整理されました。
- そして少し前向きな気持ちになれたので、チャレンジしました。
劣等感は本当はなりたい自分、理想の自分だから克服していくことには楽しさがあります。
目標110%で劣等感を克服
と言っても私は1年で110%増の劣等感の克服を目標にしています
自分には110%増がちょうどいいと思っています。

110%なんて少なすぎない?

しかし実際は結果にこだわって110%を目標にすると長期的には達成できませんでした
例えば年収を110%にできるのか?
できる時もあるけれどずっとは難しいです。
- 新卒の年収が200万円だったとして、110%成長なら10年後は541万円です。
- 20年後は1.466万円。30年後は3.967万円。40年後は10.740万円です。
普通のサラリーマンには困難ですね。

ただ私が目指すのは最終的な数字の結果ではなく、劣等感を克服することです
短期の目標ならもっとハードルを上げてもいいですが長期的に右肩上がりを続けるのはとても困難です。
- 一年前の自分より110%だけ劣等感を克服するためできることを増やす。
- 一年前の自分より110%だけ不平不満をポジティブな言葉に変える。

自分の考え方、受け止め方、行動、言葉を110%増の目標に変えて克服を目指しています

劣等感に苦しんでいた時は、短期的視点に目を奪われて高すぎるハードルを自分に課していました

自分にできそうな目標を確実に達成することで劣等感を克服していきました