飲んだ翌朝の寝汗はアルコール依存症の離脱症状

この記事は「飲んだ翌朝の寝汗はアルコール依存症の離脱症状」です

飲んだ翌朝に寝汗をかいた経験はありますか?

あるいは飲みすぎを心配して休肝日を作ったらすごい寝汗が!!

禁酒・断酒を始めたらひどい寝汗‼

シーツの色が変わるほど、しかも臭い

突然の寝汗には驚きますよね。実は寝汗は離脱症状の一つです

離脱症状とは一般には禁断症状とも言われます。

アルコール依存症の症状です。

まずは「寝汗」というアルコール依存症なら多くの人が体験している離脱症状を理解して断酒のきっかけにしていただければと思います。

ZIGGYの森重樹一さんも寝汗を告白

「GLORIA」などのヒット曲で有名なロックバンド「ZIGGY」のボーカルである森重樹一さんがアルコール依存症で苦しんでいたことは有名です。

ライブ後は寝汗がひどく、ホテルのベッドシーツを7回替えてもらったそうです

夜は下着もなくなり、コインランドリーで洗濯をしながらぼうぜんと時を過ごした

アルコール依存を克服、鬱も 「ZIGGY」森重樹一氏:時事ドットコム
 「GLORIA」など数多くの名曲を世に送り出したロックバンド「ZIGGY」のボーカル、森重樹一氏は長くアルコール依存症に苦しんだ過去を持つ。鬱(うつ)状態に陥り、自殺を考えた時期さえあった。医師や自助グループの支援を受けて酒を断ったが、今も「一杯飲めば、元の状態に戻る」と自覚しながら活動を再開。「音楽を創造する平均値...

休肝日はなぜ2日?

毎晩晩酌をする人には休肝日が勧められます。

休肝日にはいろいろな意味があります。

しかし医師が週に2日、しかも続けて休肝日を設けることを勧める理由はどこにあるでしょうか?

それはアルコール依存症かどうかの簡単な判定ができるからです。

48時間あればアルコール依存症特有の離脱症状(早期離脱)が出現します

それを基に治療の判断ができます。

同じように禁酒・断酒の挑戦した時、48時間前後で離脱症状が現れます。

アルコールは脳を抑制します。

体内のアルコール濃度が下がると、その抑制がとれて脳が興奮します。

そして自律神経が活発になって、寝汗手が震える不眠という症状が出てきます。

こちらに断酒・禁酒してすぐに現れる離脱症状について書いています。

断酒一週間で起こることさらに継続するために知っておきたいヒント
断酒・禁酒には動機が大切。アルコールを抜いて最初の1週間までの効果・体調や気持ち、特に肝臓(γ-GTP)・血圧・体重などの変化。それぞれの場面での失敗しやすいポイントを断酒の経過を中心にまとめました。さらに継続していくためのヒントを最後に書きました。

離脱症状についてはこちら

アルコール依存症の症状 | アルコール依存症治療ナビ
アルコール依存症の症状について紹介します(アルコール依存症治療ナビ 日本新薬株式会社)

寝汗

寝汗は依存症のシグナル

ほとんどの大量飲酒者は、朝起きると布団がぐっしょりしている体験をしています

依存症者の体験談でよく物語られるのが寝汗です。

つまり、寝汗はアルコール依存症の分かりやすいシグナルだと言えます

寝汗は離脱症状の一種で、最初に現れる離脱症状としてよく取り上げられます

寝汗は手の震えなどより早く現れることが多いようです。

「飲んだ翌朝の寝汗があれば医師に相談してください」

「休肝日や禁酒・断酒を設けて大量の寝汗があればアルコール専門病院をお勧めします」

夏でも冬でも関係ありません。

特に暑いと感じない日でも、朝目が覚めると物凄い汗で、布団がぐっしょりします

アルコール専門病院の断酒例会などで人の話を聞くことにうんざりして「早く終わらないかな」といった表情の患者さんたちがよく反応するキーワードの一つが「寝汗」です。

微熱が出る人もいるようで、風邪と間違えたりしたという話も聞きました

以下の記事で離脱症状についてまとめました。

離脱症状があればアルコール依存症
この記事は「離脱症状があればアルコール依存症」です。結論は「寝汗」「手の震え」「不安感やイライラ」「不眠」「幻覚・幻聴」「意識障害」などの症状があれば、アルコール専門病院で診察を受けましょう。

寝汗の原因

体内に入ったアルコールの90%以上は肝臓で代謝されます

肝臓内で有害物質である「アセトアルデヒド」が発生します

「アセトアルデヒド」は肝臓内の酵素(ALDH)によって無毒な酢酸となります。

最終的には、酢酸は水と二酸化炭素に分解され、汗や尿、呼気となって体外に排出されるため、寝汗をかいてしまいます。

アルコール依存症と寝汗の説明はこちら

お酒の問題と対応
寝汗をかく、ひどい!寝汗の原因と対策を考える
目が覚めたら、ものすごく寝汗をかいていたという経験をお持ちの方もいるのでは?寝汗の原因ってなんでしょう?どうすれば改善で

汗の基本

汗は主に『温熱性発汗』と『精神性発汗』に分けられます。

あとは辛いものを食べたときに出る「味覚性発汗」もあります。

寝汗は「温熱性発汗」です

アルコールが原因の寝汗は体温調節の自律神経の乱れから引き起こされます

温熱性発汗についてはこちら

薬学の時間 | ラジオNIKKEI

お酒が原因ではない寝汗

ストレスからのひどい寝汗

ストレスは誰でも感じます。

ただ、過度なストレスは自律神経を乱します。

ストレスからの自律神経の乱れによって、睡眠中の体温調整が悪くなりひどい寝汗をかいてしまいます

老化による寝汗はホルモンバランスの乱れ

高齢になるほど、ホルモンのバランスが崩れてきます。

ホルモンバランスの乱れの症状を「更年期障害」と言います。

「更年期障害」の症状の一つとして、多汗があります

昼間だけでなく就寝中の場合は多く寝汗をかくことになります。

最近は女性だけでなく男性の「更年期障害」もあります。

PMS(月経前症候群)による生理前の寝汗

女性は生理前の時期(月経周期後半)に寝汗を多くかくことがあります

排卵以降はプロゲステロンが増加します。

体温が0.3~0.5度上昇する状態が持続するため、寝汗となって現れることがあると考えられています。

しばらくすると、症状が改善されてくることがほとんどです。

ひどい寝汗が引き起こすデメリット

睡眠中に汗をかくことは体温調節という、体にとって欠かすことのできない重要な役割を担っています。

しかし、大量の汗は体に悪い影響を及ぼします

睡眠の質の低下

夜中に寝汗で目が覚めるなど、睡眠が浅く、睡眠が中断されてしまいます。

睡眠の質が低下して、寝不足になってしまいます。

アルコールは睡眠の質を悪くするのでダブルでダメージを負います。

不眠についてはこちら

アルコール依存症の不眠は辛い
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飲んだ翌朝の寝汗があればアルコール依存症の治療を受けましょう

アルコール依存症は怖い病気です

お酒を飲み続けるとアルコール依存症はどんどん進行していきます。

それだけに早期発見・早期治療が重要です

寝汗は身体的症状ですが、断酒をするためには「このまま飲み続ければどういう未来がやってくるか」を知っておくと歯止めがかかります。

やめようと思ってもやめられない人には、アルコールが体にもたらすマイナス要因を軽視している人がとても多くいます

実際に「酒を飲んで死ねば本望だ」と嘯(うそぶ)く人が、肝硬変で亡くなる人を見て断酒のきっかけになることはよくあります。

基本は断酒です。休肝日や禁酒して寝汗をかくような人には断酒を強くお勧めします

しかしいきなり断酒と言われても大好きなお酒をやめるのは簡単ではありません。

ですからこの病気のことを知るのが大切です。

様々な身体的症状と精神的症状を知って断酒のモチベーションのお手伝いとなれば幸いです。

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