断酒後に記憶を回復させるために行った方法

この記事は「断酒後に記憶を回復させるために行った方法」です

お酒をやめると頭がすっきりしますよね。

適度な睡眠と体を動かすことで、脳の働きは良くなります。

しかし、お酒を飲み過ぎた私はアルコール専門病院に入院した時、脳委縮を指摘されました。

やがて大酒飲みの父が認知症になる姿を見て、意識して脳を鍛えようと思い始めました。

今回の記事はお酒を飲みすぎて脳が委縮し始めた私が、何とか脳を活性化しなければと思い、断酒とともに行った記憶トレーニングについて書きました。

記憶法は世界記憶力選手権のチャンピオンの方法を参考にしています。

飲酒は記憶だけでなく脳全体にダメージを与えます。

しかし今回は前頭前野のワーキングメモリーに絞りました

記憶力(脳トレ)を強くしてアルコール依存症の脳を活性化したい

君の脳は飲酒で萎縮している

私はアルコール専門病院の2度目の入院の時『君の脳は萎縮し始めている』と言われました

実は私は脳が委縮していると言われた2度目の入院の記憶が曖昧です。

なぜ、どういう経緯で入院したのか、はっきり思い出せません。

幸い退院してからの記憶は普通にあります。

しかし「脳が委縮」という言葉にはショックを受けました。この言葉だけしかまともな記憶がないのですが、やはり怖かったのだと思います

病院で教わったこと、医師から聞いた話等で、飲酒で脳の前頭前野が委縮すると、短期記憶の働き(ワーキングメモリー)が低下すると知りました。

ワーキングメモリーが低下が進むと、昔のことは思い出せても、新しいことは覚えられなくなります

新しいことを覚えられないと日常生活ではとても不便です。

そもそもお酒を飲むと同じ話を何度も繰り返します

同じ話を何度も繰り返すのは、飲酒で脳が麻痺をして、新しいことを記憶できなくなっているからです。

また脳の前頭前野が衰えると切れやすくなったり、感情のコントロールができなくなります。

論理的・理性的な行動もできません。

酔うと急に怒ったり泣いたりするよね

話の内容もグダグダになるわね

退院後父が認知症だということを母から聞きました。

父は大酒飲みでしたが、大酒を長年飲み続けると、アルコールに酔っぱらっているときと同じ状態が、やがて日常生活でも起こります。

飲酒を続けると、ワーキングメモリーだけではなく、記憶を保存する海馬も働きも低下します。

父は大酒飲みでしたから自分の近未来を見せられているように感じ、余計に何とかしなければと思ったのです。

何も思い出せなくなりやがて自分でも知らないうちにちぐはぐなことを口走ったり行動したりするのは避けたい」と焦りました。

それ以降、脳に関することをわからないなりにも調べました。

あれからもう15年になりますが、私は医療関係者ではないので、あくまで自分の脳委縮の問題に関係している本などを読み漁りました。

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アルコールが原因の脳萎縮を知ると、お酒をやめたくなる
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断酒後に記憶力を回復させる方法は

私は脳に良いとされること、例えば速読したり音読したり脳トレをしたり色々とやってみました。

脳トレだけでなく断酒と並行の有酸素運動も効果的なので、適度に体を動かすのもお勧めの方法です。

脳の働きを活発にするには、向上心や興味を持って新しいことにチャレンジするのも効果的。

例えば資格取得のために勉強をしたり、仕事を通じて新たな情報をインプットし続けたりすると、大人になっても脳細胞が増えると言われています。

脳の回復法はたくさんあります

記憶力を回復させるために最初に行った脳トレ

自分の記憶力を知ろう

例えば以下のように20個の単語のリストを用意します

20個の単語を最初は2分くらい時間をかけて記憶します。

よろしければチャレンジしてみてください。最初にペンを用意します。

そして順番通り記憶していきます。

  1. 友達
  2. ひまわり
  3. 公園
  4. 着く
  5. キャプテン
  6. 宇宙人
  7. ライオン
  8. コアラ
  9. カエル
  10. ペンギン
  11. ひよこ
  12. 火事
  13. 惑星

終わったら順番通り書き出してみてリストと突き合わせてみます

平均は6個くらいだそうです。当時の私も6個くらいでした。

私が難しかったのは、順番通りに記憶できなかったことでした

単語を思い出せても順番通り正しく出てきませんでした

もっとも現役の学生さんや、頭脳労働者で日ごろから頭を使っている人は、もっと記憶できると思います。

16個以上の記憶は大変優秀だそうです。

記憶の宮殿を使って記憶力のトレーニング

では少し記憶力のテクニックを使います

まず頭の中にルートを作ります。なじみのある道が良いです

普段なじみのある道のポイントと、覚えたい単語を関連付ける方法です。

私の場合は自宅から最寄りの駅までに、それぞれのポイントを作りました。

  1. 玄関
  2. 信号
  3. コンビニ
  4. 歩道橋
  5. 喫茶店
  6. 教会
  7. お弁当屋さん
  8. 交番
  9. 銀行
  10. 中学校
  11. 不動産屋
  12. ガソリンスタンド
  13. 工場
  14. バス停
  15. 花屋
  16. 病院
  17. 大学
  18. 駅の改札口
  19. 3番ホーム

そして(1)の玄関に(1)の友達がいる。(2)の門に(2)のひまわりが咲いている。

(3)の信号に(3)の公園のポスターが張っている…。と場所とイメージを結び付けて記憶していきます

いかがでしょうか?

私は初めてトライしたときに、正解がいきなり倍になったので驚きました。

そしてしばらく関連付ける記憶法に夢中になりました。

原理としては簡単なことで、時折使われている方法だと思います。

例えば、車のカギをなくしてしまった時に実際に車まで戻ってもう一度足取りを再現すると思い出せたという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?

もう一度車まで戻ると思い出せたりするよね

旅のメソッド(記憶の宮殿)

私がやった記憶法はドミニク・オブライエンという記憶力世界選手権で8回も優勝した人が使っていた方法です。

彼は自分の記憶テクニックを「旅のメソッド(記憶の宮殿)」と名付けトランプ52枚45秒で記憶できるようになりました。

ちなみに現在の世界記録は12.74秒です。モンゴルのShijir-Erdene Bat-Enkh選手です

Speed Cards World Record 12.74 seconds, Shijir-Erdene Bat-Enkh

映像化すると覚えられる

旅のメソッドを知って、しばらくしてドミニク・オブライエンの2冊目の翻訳本が出ました。

暗記しやすい物語(イメージ)を作るコツが書かれていました。

  • 突拍子もない、あえて大げさなイメージを作る
  • 五感のすべてを使ったストーリーを作る

つまり(1)の玄関友達派手な化粧をして、ダンスをしている。

(2)のひまわりネオンのようにチカチカ輝きながら焼肉のような臭いを出して咲いている。

(3)の信号が青色の時にはブランコになって進んでいいよと歌っている。しかし赤になるとシーソーに変わりダメだよと低い声で諌めている…などです。

最初は少し戸惑ったのですが、すぐに慣れてきました。

戸惑ったのはイメージを映像化することに慣れていなかったからです。

大げさなイメージほど忘れないんだな

五感を全て使うと効果的よ

例えば宇宙人などは、存在そのものにインパクトがあるので、大きくしたり、動かしたり、色を付けたり、臭いを思い浮かべたりするのを省きがちでした。

すでに強力な印象があるから問題なく思い出せるだろうと思っていました。

しかしイメージが曖昧なものほど、インパクトがないものほど覚えられない、思い出せないことがだんだんわかってきました

難しかったのは映像化しにくい言葉でした

例えば(4)着くのような言葉は、単にコンビニにつくとか、駅に着くだとダメだったので、飛行機やスペースシャトルで着くイメージをしましたが、実際に思い出してみると、飛行機やスペースシャトルのイメージに引きずられて「飛行機」「スペースシャトル」が思い出されて、肝心の「着く」が出てこなかったのです。

そういった時は、つくえ(机)を逆立ちしたくつ(靴)が、ツクツクボウシのように鳴くような合わせ技を自分で決めて記憶していきました。

そうやって単語を最初は20枚のカードに書いて記憶しましたが、少しずつ増やして50枚まで来た時に、トランプ記憶にチャレンジをし始めました。

実際にやってみるとイメージするのが大変です

連想すると記憶できる

私たちは絶えず連想していると言われています

TVのCMでワゴン車を見たら「そういえば、同じワゴン車に乗っていた同僚のAは、風邪をひいて会社を休んでいたな」と一瞬頭をよぎったりします

そして連絡でもしてみようと電話を手にした途端母親に誕生日のメッセージを送ろうと思っていたことを思い出したりします

頭の中で一つの考えを、もう一つの考えにつなげていく作業は、一瞬のうちに無意識のうちに行われます

ですから普段は、そのつながりに気がつきません。

連想は過去の回想にとっては重要な機能です。

連想すると覚えられるのかぁ

連想すると思い出せなかったことも蘇るのね

昔を思い出して語るのは脳を回復させる

私は主治医から断酒直後の最高の脳トレは自助グループですと言われました。

依存症の自助グループでは、自分の過去の体験を語ります。

昔の記憶をうんうんと唸りながら思い出し物語としてまとめあげて語ります

主治医の説明では、思い出すだけでなく口に出すのが認知症の治療にも効果的で、進行を遅らせるそうです。

人と会話すると脳全体を使います

短い文章でも音読すると脳全体に効果的です

楽しいおしゃべりも脳にいいのね

私は自助グループで自分の過去を思い出しているうちに遠い過去の記憶が再びつながって蘇ってくるように感じました。

繰り返しているうちに最初のころの体験談と内容が異なるようになりました。

まだまだ脳トレは続きました。

脳を回復させる無理のない読書法
この記事では少しだけ速い無理のない読書法を紹介します。速読法って難しそうですね。誰でも今日から実践できる簡単な方法があります。それは読書に集中すること・戻り読みをしないことです。読書に集中して、戻り読みをしないだけで、読書時間は激減します。
トランプ記憶で脳を回復しようとした体験
トランプ記憶(Speed Cards)はジョーカーを除く52枚を順番に覚えていきます。トランプ記憶はスピードカードというゲームで、世界的な競技です。スポーツと同じように大会があり、記録が競われています。私がトライした練習方法をざっくりとまとめました。    

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