酒乱になりやすい遺伝子があるらしい

この記事は「酒乱になりやすい遺伝子があるらしい」です

あなたの酒癖の悪さが遺伝子で決まっていたらどう思いますか?

酒癖の悪いタイプは他人に嫌がられますし自分でも嫌です。

私はアルコール依存症に関する遺伝子学者・医師が書いたものはあまり好きではありません。

しかし知っておくことでお酒をやめるモチベーションになる内容があります。

今回の酒乱になりやすい遺伝子もそのうちの一つです。

私たち本人・家族とっては断酒・回復役立ちそうな知識は自分の受け止め方次第で役に立つと思います。

真先敏弘氏という久里浜病院神経内科医長だった方の著作をもとに記事を作成しました。

この記事を読んでやっぱり酒はやめておこうと思っていただければ幸いです。

酒乱と依存症は違う

厚生労働省は「酒乱は酔ったときに問題を起こすこと」で依存症とは違うと定義しています。

アルコールと依存
アルコールは依存性のある薬物の一種です。飲酒を続け、耐性・精神依存・身体依存が形成され、飲酒のコントロールができなくなる状態がアルコール依存症です。アルコール依存症になると、身体・仕事・家族関係などの様々な問題が起きます。アルコール依存症は酔って問題を起こすこととは異なります。

酒癖が悪くても飲酒を継続しなければアルコール依存症にはならないということです。

ですからおとなしく飲んでいてもお酒をコントロールできない人は依存症です。

アルコール依存症はお酒をコントロールできない人のことね

酒乱には遺伝子の影響が強い

酒乱には遺伝子が深く関わっているそうです。

アルコール脱水素酵素(ADH)とアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)です。

わかりやすく説明してね

アルコール脱水素酵素(ADH)の働き

アルコールが体内に入るとアルコール脱水素酵素(ADH)によって毒性を持つアセトアルデヒドに分解されます。

アルコール(エタノール)は大部分が肝臓で代謝されます

毒性を持つアセトアルデヒド分解されます

その時アルコール脱水素酵素(ADH)の働きかけがあります

アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の働き

次にアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の働きによってアセトアルデヒド無害酢酸に分解され、最終的には炭酸ガスなどに分解されます。

毒性を持つアセトアルデヒド無害酢酸に分解されます

アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の働きかけがあります

つまりアルコールアセトアルデヒド酢酸です

アルコールアセトアルデヒドの時にはアルコール脱水素酵素(ADH)

アセトアルデヒド酢酸の時にはアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)がそれぞれ働きかけています

最後水と炭酸ガスなどに分解されるよ

アルコールの吸収と分解
体内に摂取されたアルコールは、胃および小腸上部で吸収されます。吸収は全般的に速く、消化管内のアルコールは飲酒後1~2時間でほぼ吸収されます。吸収とともに分解も速やかに開始されます。アルコール分解の最初のステップは主に肝臓で行なわれ、その後は筋肉が主体となります。 飲酒後血中濃度のピークは30分~2時間後に現れ、その後...

アセトアルデヒド(ALDH)は酒の強さに関係する

このアルコール脱水素酵素(ADH)とアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)の活性は遺伝的要因が大きく影響するそうです。

アセトアルデヒド(ALDH)が酒の強さに関わることはよく知られています。

アセトアルデヒド不快感や頭痛・吐き気の原因です。

酒に強いタイプ」と「酒に弱いタイプ」では飲んだ時アセトアルデヒド濃度が違います。

この濃度の違い酒に強いか弱いか決めていると考えられます。

ただ「酒に強いタイプ」はエタノールが速く消えてしまうわけではありません

強いか弱いかはアセトアルデヒド濃度が違うんだね

だから弱い人は顔が赤くなったり不快になるんだね

酒に強いタイプは身体からアルコールが速く消えてるの?

それは肝臓の大きさと別の遺伝子の影響のほうが強いのです

 アルコールの消失速度は肝臓の大きさと遺伝子が大きい要素

アルコールの消失速度はまず肝臓の大きさ

アルコールの消失速度肝臓の大きさ一番大きい原因だそうです。

肝臓が大きい方がアルコールの分解は速くなります。

ですから体の大きい人は小さい人より速くなります。

また消失速度は中年に比べて年少者や高齢者で遅いことが知られています。

お酒に強い・弱いとはどういうことなのでしょうか|人とお酒のイイ関係|アサヒビール
「自分は顔が赤くならないのでお酒に強いタイプだ。」と思っていませんか?それは正しくありません。血液のデータを見ながら、本当はどういうことなのか学んでみましょう。

ADH1Bは肝臓の大きさの次にアルコールの消失速度に関わる

アルコールの分解能力は、両親からADH1Bのどの遺伝子を受け継ぐかによる

アルコール脱水素酵素(ADH)にはいくつかの種類があります。

アルコールの消失速度に大きく影響するのがADH1Bです。

アルコールの分解能力は、両親からADH1Bどの遺伝子を受け継ぐかによって変わります。

日本人の場合ADH1Bの遺伝子はADH1B*1ADH1B*2の2つがあります。

ADH1B*1を持つ人はアルコールの分解速度が速くなります

ADH1B*2を持つ人はアルコールの分解速度が遅くなります

アルコール脱水素酵素のADH1B*2を2つ持っていると酒乱タイプ

遺伝子両親からそれぞれ1つずつもらい受けます。

ですから以下の3タイプがあることになります。

ADH1B*12つ持つ人

ADH1B*1ADH1B*21つずつ持つ人

ADH1B*22つ持つ人

アルコール脱水素酵素のADH1B*2を2つ持っている人は飲んだときの盛り上がりが激しくブラックアウトを起こしやすい傾向があるそうです。

つまりこれが酒乱タイプの可能性が高いということです。

酒乱タイプは俺か!!

ADH1B*1が2つの人は盛り上がりはないけれど量はいける酒豪タイプ

1つずつ持っている人は中間です

なぜADH1B*2を2つ持つ人が酒乱なのか

ADH1B*2を持っている人は血中アルコール濃度が上がりやすいそうです。

酷い酔い方をするときはたいてい血中のアルコール濃度が急激に上がるときです。

すきっ腹に一気飲みをするようなときはアルコール濃度が急激に上がり、ブラックアウトしやすいと言えます。

それ以外にADH1B*2という遺伝子も関係しています。

これを私の場合に当てはめて説明します。

私は酒を飲んでも顔が赤くなりません

アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)が酒に強いタイプです

ADH1B*22つ持つタイプです

血中アルコール濃度が上がりやすいタイプです

お酒に強くアルコール濃度が上がりやすいので酒乱タイプですね

当然のことですがお酒を飲めないタイプの人はアルコール依存症にはなりません

しかし、そういった人でも酒乱タイプの可能性はあります。

以下の著作より引用しました。著者は久里浜医療センターでの実験から導き出したが現段階では仮説段階であると断っています。

結論は遺伝子だけでは酒乱かどうかの判定はできない

厚生労働省は「アルコール依存症の危険因子」として以下を挙げています。

1. 性・年齢
2. 家族のアルコール問題
3. 他の精神疾患
4. 環境要因

アルコール依存症の危険因子
依存症の危険因子には「1. 女性の方が男性より短い期間で依存症になる」「2. 未成年から飲酒を始めるとより依存症になりやすい」「3.遺伝や家庭環境が危険性を高める」「4.家族や友人のお酒に対する態度や地域の環境も未成年者の飲酒問題の原因となる」「5.うつ病や不安障害などの精神疾患も依存症の危険性を高める」といったことが...

私の実感としても家族間の「世代間連鎖」「うつ病」などの他の精神疾患を抱えて苦しんでいる人をたくさん知っているので「遺伝子も一つの要素」というのが妥当だと思います。

特にアルコール依存症になると極端な考え方の癖がつきがちです。

「遺伝子」というと避けられない運命のように思いこむかもしれません。

しかし、私は自分が飲んではいけない遺伝子を持っていると知ることで断酒の決意がより強くなりました

遺伝子過去の家庭環境も自分では変えられません

政府にアルコールの販売をやめてくださいという運動をしたくなる気持ちもわからないではありませんが、今一つ乗り切れません。

それは依存症からの回復には負債を資産に変える力があり心の宝を増やすほうが私にとっていい未来をもたらせてくれるように思うからです。

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