
この記事は「酒代の無駄を知ったら節約と断酒がしたくなる」です
毎日お風呂上がりにビール1缶を飲むのを楽しみにしている。
そういった方にとってビールは無駄ではありませんので、この記事は不必要です。
しかし残念ながら酒には依存性があります。
いきなり1升酒を飲む人はいません。
少しずつ脳内が変化して気が付くと楽しみのための酒によって多くの物を無駄にしていきます。
私のようにヘビードランカーを通り越して依存症にまでなった人間にとって酒は全くの無駄でした。

私は断酒をして酒代が無駄だったことを痛感しています
そもそも家計にとって酒代は食費や水光熱費の節約とは性質が違います。
本来お酒を飲まなくても生活はできます。

私は酒代は必要のない車を複数台持ち、毎月ローンを払っているようなものだと思います

依存症になるとお金だけでなく沢山のものをなくします
私は断酒をすると間違いなくお金の巡りがよくなると断言したいです。
酒代を放置すると節約できない
酒代に関する考え方は依存しているかどうかの目安
アルコール飲料は依存性物質です。
- 今は好きで飲んでいる人も、やがて体を悪くしてどこかでやめざるを得なくなります。
- やめずに飲み続ければ依存症になる可能性は誰にでもあります。

私の周りの依存症者は金と時間の損失を認めたがらないです
- つまり合理的に考えて「お酒は無駄遣い」という事実を受け入れて飲み方を変えられる人は依存症ではありません。
- しかし、無駄遣いの事実を無視、あるいは軽く考えて飲酒を続ける人は依存症・依存症予備軍と言えます
そして「無駄かな?」と思っているうちに止めなければ、本当に止められなくなります。
アルコール以外のギャンブルであれ、ゲームやスマホであれ基本的な考え方は同じです。

お酒もギャンブルも早くやめる方が簡単だね
依存症者は無駄にしてきたお金と時間を否認したがる
私が言っていることは、アルコール専門病院に入院したときに、受けたレクチャーでも指摘されていました。
私と同じように専門病院に入院していた依存症患者たちは、ほとんどが立派な家が建つくらいのお金を無駄に費やしていました
- 依存症者は無駄にしてきたお金と時間を否認したがります。
- ですからお金や時間を軽く考えるようになれば、今は飲酒・使用をしていなくてもスリップ(再飲酒・再使用)の危険性が迫っていると言えます。

飲酒を無駄だと思えないというのは依存症の入り口かもね
依存症になって失うもの
依存症になって失うものは、色々あります。
私自身はお酒が原因で人間にとって必要なあらゆるものを、無くしていったように思います。
特に大きいのは「時間」「お金」「人間関係」「信用」「健康」だったかなと思います
アルコールは脳の理性や直感を司る部分から麻痺させます。
ですから飲酒は合理的な考えやインスピレーションなどの良質な直観力を奪ってしまいます。
依存症になってからは
- 依存症の家族がする体験談で、よく聞くのが「うちの主人(息子)は、金銭感覚が狂っている」という話です
- 逆に不思議と依存症本人の体験談などからは「私は酒(嗜好)で無駄遣いばかりしていました」という話は、あまり聞かれません。
- 回復がある程度軌道に乗ってくると「無駄金を使っていた。悔しい」という話をする人はちらほらいます。

家族から頻繁に聞かれるのが「お金の苦労話」です

飲んでいる人は無駄遣いと思っていない

家族や周囲からは無駄に見えています
断酒の効果はお金にあらわれる

断酒してよかったことの一つに出費が減ったというのがあります
- 飲み会・晩酌などの酒代はもちろん、ドリンク剤や栄養食品、病院代などお金はどんどん出ていきます
- 酔って財布や鞄などを無くしたり、転んで衣服や眼鏡を台無しにすることもあります
- 間接的にも、仕事でのパフォーマンスが下がりますし、人間関係にも悪影響が出ます
- サラリーマンなら昇進、昇給の機会は逃しがちです
- 依存症が進むと、無断欠勤や会社への損失を理由に解雇されることもあります
- 自営業者や経営者ならば、規模相応に損失の額は大きくなります
- そもそもお酒を飲んで無駄な時間を過ごしています

「お酒が好きな人」はあまりお金の損失を自覚していません
断酒をするといいことばかり

他にも断酒をするといいことはたくさんあります




断酒を継続すると変化が起こります
断酒してもお金の浪費が続く人はいる

断酒後は大きく二つに分かれます

「出費が減って少しずつ生活が豊かになる人」と「酒から対象が他のものに変わって、相変わらずお金の面で苦しい人」です
あくまで私の経験上でと断っておきますが断酒して半年~3年後くらいから別れてくるように思います。

お金の無駄の対象が酒から他のものに変わる人ですが対象は色々です
- パチンコ・パチスロに走り、お金が飛んでいく。
- 派手に買い物をしてお金が飛んでいく。
- 異性との交遊にお金が飛んでいく。
お酒でストレスを和らげていたのが他の何かに変わる場合です。

お金の浪費の原因としてストレスがあります
無駄遣いから投資へお金を回したい

ジムに行って体を鍛え始めたり、資格試験の勉強を始めたり、家族と旅行をしたりというのは先につながる投資です
人によって幸福感を感じる対象は違うので、酒代が何に変わるかは色々です。

しかし、断酒して酔いたい気持ちを他の何かで紛らわせているのであれば豊かにはなりません
依存症の特徴の一つに「刹那主義ー今だけよければいい」があります。
本当は将来に役立つことをするほうがいいと思っても、今の苦しさから逃れたいというのが依存症の人に見られる特徴です。
ストレスを減らして断酒後のお金の効果を得たい
考え方を変えれば感情は変わるは本当だった
- 私は若いころから「考え方を変えれば成功する」というたぐいの本が好きで、よく読んでいました。
- しかし本を読んでも断酒はできませんでした。酒に振り回され続けてきました
理由は簡単で結果にばかり囚われていたからです

つまり「思考は現実化する」のは本当だと思いますが、現実化するのは過程の部分ではないかということです
ボルトは100mを9秒58で走った。ボルトは人間だ。だから人間には100mを9秒58で走れる可能性があるというのは、間違いではないでしょう。
しかし誰もがボルトのようにはなれません。才能がちがうし、努力が必要だからです。
つまり心で強く願ったことはその人にふさわしい形で実現するのではないでしょうか?
- ボルトに強くあこがれて、努力し続ければ今の自分より速く走ることは可能です
- 同じように自分の理想像を強く思い描き、努力し続ければ、今の自分より進歩します
- もし人生の成功が100m走だけに限られているなら、神様は随分意地悪ですが人間には自分の夢を自由に描ける能力が与えられています
その意味において、私たちはみな成功や幸福を目指せる平等な機会を与えられています。

結果は平等にはならないけれど、機会の平等は全員にあります
そういう意味で考え方を変えれば、成功もできるし、感情を少しずつ変えていくこともできます。

結果主義に陥るのも依存症者の悪癖だと思います
自己記録更新でお金の面で断酒の効果を実感する
お金に関しても似た部分があると思います。

お金を儲けるには才能が必要です
お金儲けの方法は学校で教えてくれません。

私は誰でも今よりお金の面で今より豊かになるのは可能だと思っています
特にお酒で無駄金を使ってきた人は単純にそのお金が残るので以前よりは生活の自由が増えるはずです。
- 私はお酒で貯蓄を食いつぶしましたし、転職して随分と収入が減りました
- はじめて入社した会社には約20年くらい勤めていました。
- その会社での、ピークの年収と比べると今の会社では半分もありません。

今でも貧乏ですが、断酒を継続しているおかげで、転職後は収入面でも貯蓄でも毎年今の職場での自己記録を更新しています
ストレス対策は変えられるものと変えられないものを見分ける賢さ

ストレスは毎日のようにあります。完全に逃れることはできません
- 自分に変えられないものは受け入れ、認めていくだけの落ち着きを持ちたい。
- 自分が変えられるものは、勇気をもって変えていきたい。
- 変えられるものと変えられないものを見分ける賢さが大切だと思います。

断酒継続し、ストレスから身を守れば少なくとも酒代で無駄にした分は手元に残ります

断酒すれば時間もできます

その時間を使って一人一人自分に合った方法で豊かになることを目指せば徐々にお金の面でも結果は出てくるはずだと思います
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