アルコール依存症の家族は地獄

この記事は「アルコール依存症の家族は地獄」です

結論は「アルコール依存症の治療と相談先を知ることで楽になる」です

アルコールに依存している人が一人いると、その家族は全員が疲れ果て、家庭は地獄になります

アルコール依存症という病気は外からは分かりずらく、病気のこともあまり知られていません

依存症の治療は断酒が基本ですが、飲酒は合法なので、お酒を飲んで何が悪いとなります

お酒が好きな人だとは思っていたが…

奥さん自身がお酒が好きだったり、あるいは実家では楽しい晩酌が日常であった場合は特に驚きが大きいようです。

依存症者の中には、結婚するまでは自分の失態を必死になって隠す人もいます。

また結婚したころは単なる「お酒が好きな人」だったのに、長年飲み続けているうちにやがて依存症になる人も多いです。

アルコール依存症の家族は疲れ果てている

家族の方からよく聞く体験談です

  • 子育ての相談をしても無関心。酒ばかり飲んでいる。
  • 酔って家の近くで寝ていて、警官に連れられて帰ってくる。近所の人に見られて恥ずかしい
  • そのうち会社を休むようになる。会社への言い訳の電話は奥さんの仕事。
  • 遅刻欠勤だけでなく、仕事でのトラブル・夫の尻拭いのため、時には会社へ出かけて謝罪する。
  • 会社から辞めてほしいと言われる場合もあるし、勝手に自分から辞めてくる場合もある。
  • 後片つけの手伝いなどはしない。家事も手伝わない。
  • 会社を辞めればこれ幸いと、朝から一日中飲むだけ。お金はないが、構わず飲む。
  • お酒を隠しても、お金を隠しても見つけ出して飲む。
  • 家にお金がなければ借金をして、そのお金で飲む。
  • 奥さんは借金の取り立ての相手との対応にぐったり。
  • 片付けもせず酒を飲むだけなので、家の中は散らかし放題。汚れ放題。
  • それでも文句だけは偉そうに言う。
  • 生活費の工面も、子供の問題も、家事も全て奥さんが一人でやらなければならない。
  • 料理を作れという癖に、酒ばかり飲んでいてちゃんと食べない。おまけにいつまでも飲んでいて片付けができない。

家族の苦しみ

家の中に一人でも依存症者がいると家族の心は病んでしまいます

そこで家族は本人に訴えます。

  1. ある時は聞く耳を持ちません。
  2. ある時は涙を流し土下座までしますが、しばらくするとまた飲みます。

「アルコール依存症であっても、飲酒さえしなければ普通通りの生活を送ります」

「ところが一滴でも酒が入ると、歯止めがきかなくなります」

  • 「そんな飲み方をしたら身体を壊すよ」
  • 「そんな飲み方をしたら生活が破たんするよ」

家族が訴えても構わず飲みます。

それでも怪我をしていないか、こんな飲み方をしていてはそのうち体が壊れてしまうと心配します

  • 子供が泣きます、怯えます。
  • 子供が我慢している姿を見るとたまりません。
  • だから奥さん一人で問題を全て抱え込み孤独に陥ります。
  • 責任感の強い奥さんの場合「私が悪いのでは、妻として女として欠陥があるのでは…」と自分を責めます。

心が乱れずに健康なままでいられる人は、ほぼいないだろうと思います

家族も心が病んでしまいます

苦しみの渦中にあるときには、何がなんだかさっぱりわかりません。

本当に病気なのか? 都合良すぎるんじゃない

「家族に対して「暴言」「暴力」を振るうのに、他人に対して礼儀正しかったりする夫(妻)」

「病気? 都合よすぎるんじゃない! やはり性格に問題があるのよ。病気のせいにしないで!」

その当たり前すぎる感情から離れられないのも当然だと思います。

大多数の「お酒好きの人」と自分の夫(妻)を比べて「病気」なんて信じられないという反応を示す人が大半です

一般の病院ではわかってもらえない

夫が体調を悪くして一般の病院で治療を受けた場合

  • 「病院の先生は分かってくれない。私のことを信じていない。私が悪口を言っていると思っているのよ」
  • 「夫のお酒をコントロールするのが妻の務めなの? そんなの無理」
  • 「問題は私にあるっていうの!!」

アルコール問題の対応は専門病院でなければ厳しい現状があります

アルコール依存症は精神科の病気です。

しかも依存症の家族の苦しさを理解してもらえるのは専門病院です。

アルコール専門病院をお勧めする理由はこちらです。

アルコール専門病院へ行きたがらない人でも納得する5つの理由
お酒をやめられないという病気は精神科です。「お酒をやめられない」という場合はアルコール専門の医療機関を受診するべきです。専門の医療機関では専門医による診療とアルコール依存症という病気について理解するプログラムや再発を防止するプログラムが組まれています。

以下の記事で家族関係の基礎となる考え方をまとめました。

アルコール依存症は家族が影響を受ける病気 家族平衡
家族平衡はアルコール依存症が家族に影響を与える病気という考え方です。共依存やイネイブリング、なぜ依存症の家庭では家族が病気になるのか。アダルトチルドレンが生まれるのかがよく理解できるようになると思います。

家族のほうが疲れ果てている

アルコール依存症者の家族は本人以上に疲労困憊しています

本人は飲んで暴れて寝ているだけですが家族はその後始末を全てしなければいけません

離婚しようと思ってもエネルギーがいります。

「家族の中に依存症者がいるというのは、全く割の合わない避けたい運命です」

「うつ症状になる人も少なくありません」

アルコール依存症と言う病気は外からは分かりずらく、病気のこともあまり知られていません

アルコール依存症本人への対応は世間の常識が通用しません

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旦那の酒を理由に離婚できるか?
この記事は「離婚の理由が酒」について無料相談ができるサイトや今の悩みに相談に乗ってくれる機関の紹介、弁護士のサイトや動画のリンクを張りながら簡単に、大雑把にまとめています。結論を言えば「離婚できるか」は個々の事情により違います

子供は深刻な事態に

特に子供は悲惨です。

私は依存症本人であり、アダルトチルドレンでもあるので「親を殺してやりたい」とずっと思っていました

「もう親は死んだけど、墓をほじくり返してもう一度殺してやりたい」という話を聞いたこともあります

「病気」であると頭ではわかっても、この憎い感情は簡単には消えません。

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アルコール依存症の治療と相談先を知ることで楽になる

家族がアルコール依存症とはどのようなものなのかという知識を持てば、大きな力になります

「お酒って麻薬の仲間なの? だってコンビニだってスーパーだって売ってるじゃない!!」

「缶ジュースと似たような容器で同じような値段だよ。どうして覚せい剤は逮捕されるのにお酒は大丈夫なの?」

依存症者の家族は、多かれ少なかれ似たような感想を持ちます。

法律で許されている嗜好品だけど、麻薬と同じような反応を脳の中に引き起こすのですよ

などと専門病院で医師やスタッフに説明されて、やがて納得がいく家族たちが少しずつ増えていきます。

相談先はこちら

アルコール依存症の家族のための相談先
アルコール依存症の家族は専門知識を得てください。そのための相談先をあげました。仲間を作って孤独を癒してください。そして自分のための生活を取り戻しましょう。知っていることは力になります。「私にも悪いところがあるのかも」と一人で悩みを抱える毎日から卒業しましょう。

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