アルコール依存症に疲れた家族は家族教室へ

この記事は「アルコール依存症に疲れた家族は家族教室へ」です

大酒飲みの夫(妻)が起こす問題で悩んでいませんか?

  • 夫が肝臓を悪くして治療を受けたけど、お酒をやめてくれない。
  • 病院の先生からは「奥さんが飲ませないようにしてください」と言われて途方に暮れている。

こういう場合はアルコール専門病院で治療を開始する必要があります

それでも当の本人は嫌がりますよね?

その場合は家族だけが受診する方法があります。

そして「家族教室」に参加してください

まずは専門家の知識を得て、同じ経験をした仲間と出会うことから悩みの解決は始まります

家族教室とは

たいていのアルコール専門病院は週に一回または月に一回程度「家族教室」を設けています。

家族にアルコール依存症についての大まかな知識を示してくれます。

私が入院した病院はすべて週一回院内例会の前に開催されていました。

家族教室の後、院内例会に参加する奥さんもいました。

家族教室へ参加するべき理由

そもそもの疑問|どうして家族が参加しなければいけないの?

どうして家族が勉強しないといけないの? 問題を起こしているのは本人であって家族は被害者だ」というのはもっともな考えです。

私は酒害者本人なのですが、入院した当時は「熱心な奥さんが行くところ」くらいの認識しかありませんでした。

のちに出席した家内からどんな内容なのかを聞きました。

いろいろ説明してくれたのですが、記憶に残っていません。

熱心な家族が行くところ?

その当時の私は何となく入院していたので、あまり必然性を感じていませんでした。

どちらかと言えば病院が家内に入れ知恵をしているような嫌な気持ちもありました。

私が強く必然性を実感するようになったのは、自分が強く断酒をしたいと思ったときです。

自主的に自助グループに参加をするようになり、そこで家族の体験談を積極的に聞くようになってからです。

「アルコール依存症の家族が知っておきたい家族平衡|家族の病気」という記事でアルコール依存症が家族ぐるみの病気であることをまとめました。

よろしければどうぞ。

アルコール依存症の家族が知っておきたい家族平衡|家族の病気
この記事は「アルコール依存症の家族が知っておきたい家族平衡|家族の病気」です結論は「焦らず回復を目指しましょう」です家族平衡という言葉を聞かれたことはありますか?耳慣れないと思いますしグーグル先生...

アルコール依存症が家族ぐるみの病気だという認識はなかなか持てません

アルコール依存症の家族は疲れ果てているから

いかにアルコール依存症の家族が苦しいかを記事にしました。

よろしければどうぞ。

アルコール依存症の家族は地獄
この記事は「アルコール依存症の家族は地獄」ですアルコール依存症が家庭に一人いると、その家族は全員が疲れ果てますアルコール依存症という病気は外からは分かりずらく、病気のこともあまり知られていません。...
  • お酒を隠しても、お金を隠しても見つけ出して飲む。
  • 家にお金がなければ借金をして、そのお金で飲む。
  • 奥さんは借金の取り立ての相手との対応にぐったり。
  • 片付けもせず酒を飲むだけなので、家の中は散らかし放題。汚れ放題。
  • それでも文句だけは偉そうに言う。
  • 生活費の工面も、子供の問題も、家事も全て奥さんが一人でやらなければならない。

家族は依存症者が家の中にいると、心が疲れ果て病んできます

家の中に一人でも依存症者がいると家族の心は病んでしまいます

アルコール依存症であっても、飲酒さえしなければ普通通りの生活を送ります。

ところが一滴でも酒が入ると、歯止めがきかなくなります

  • 「そんな飲み方をしたら身体を壊すよ」
  • 「そんな飲み方をしたら生活が破たんするよ」

家族が訴えても構わず飲みます。

いくら訴えても無駄よね

家族には心のケアが必要だから

これで心が乱れずに健康なままでいられる人はほぼいないだろうと思います。

そういう意味で家族も心が病んでしまいます

大切なのは家族が自分自身の傷ついた心をケアすることです。

疲れ果てたアルコール依存症の家族のための相談先
この記事は「疲れ果てたアルコール依存症の家族のための相談先」です結論はアルコール依存症は家族を巻き込みます。知識を得て、家族が元気になるのが先決ですアルコール依存症の家族は大変です。 酔った夫(...

家族教室へ参加するメリット

依存症者への対応方法を得られる

単に病気としての知識ではなく依存症者への対応方法を身につけることができれば苦しみもかなり軽減されます。

どうしようもない依存症者を目の前にして「何をしても、何を言っても無駄」と途方に暮れている家族。

その家族のサポートする第一歩が「家族教室」でもあると思います。

  • 酒を飲んでいる依存症者にいくら訴えても何をしても簡単には変わりません
  • お願いをしても、約束しても何度も裏切られその中で家族の苦しみは増えるばかりです。

家族にできること

しかし家族にできることがあります

  1. 第一は「距離の取り方」を知ることです。
  2. 第二は「家族自身の心のケア」をすることです。

これらを身につけたら「依存症者に治療を促す、動機づける方法」を少しずつ身につけることです。

最近では「CRAFT」と言われる体系化された手法があります。

これを学ぶ病院も最近はあるようです。

基礎的で大切な知識として、少しだけあげておきます。

イネイブリングと共依存

家族の酒害者への良かれと思われる行為の中で問題を含んでいるものがあることを知るのは必要です。

酒害者の飲酒行為を可能にする周囲の行為のことを「イネイブリング」と言います。

「依存症者が飲むことばかりに囚われる」「家族は依存症者にばかり囚われる」この関係を一般的に「共依存」と言います。

私も記事で書きました。よろしければどうぞ。

酒乱の旦那への接し方
この記事は「酒乱の旦那への接し方」です結論は「自分のための生活を取り戻しましょう」「地獄を見たければ、アルコール依存症者のいる家庭を見よ」と言われることがあります。依存症者のいる家庭はつらいですよ...
共依存をやめたい時の対策
この記事は「共依存をやめたい時の対策」です結論は「共依存を認めて自分自身の生きづらさを解消する」です共依存と言われた。やめたいけど、どうしていいかわからない!!結婚したら夫の世話...

家族教室に参加する方法

「家族教室」ではこのあたりの概要説明もあります。

知識があれば脱出する道もありますが、知らなければそのまま苦しみ続けてしまう問題です。

  • 近くのアルコール専門病院へ連絡しましょう。
  • 本人だけが受診できる場合もあります。
  • 病院が見つからない場合、保健所に電話をすれば教えてくれます。

イネイブリングと共依存の知識は重要です

結論|家族教室をきっかけに良くなること

苦しさが軽くなる

  1. 家族教室で基礎知識を得る。
  2. アルコール依存症の依存症者の家族の自助グループ「家族会」「アラノン」ACグループなどには同じような体験をした家族が集まる場があります。
  3. 安心して感情を表現できる場所があると、ずっと楽になります。
  4. 家族の苦しみに、同じ経験をした人たちが共感してくれます。
  5. 同じ境遇の人がいると心強いね

イネイブリングや共依存も実践している先輩の姿を知ってはじめてできるようになります

自分のための生活を取り戻せる

奥さんは一日の時間のほとんどを、依存症者に奪われていました

  1. 自分のために時間を使う
  2. 自分の身体を気遣う
  3. 自分の身なりにかまう

自分のための生活を取り戻していただきたいと思います

少しずつ良くなっていく

まだ自助グループに来て日の浅い家族はそんなのムリ、できっこないと口にします。

私人見知りで、恥ずかしがり屋だから

しかし先輩から誘われるうちに、本来の自分を取り戻し、少しずつ楽しい日々が増えていきます。

一人のアルコール依存症者の周囲には、数人の酒を飲まない病人が出るともいわれています。

アルコール依存症の家族病は間違いなくあります。

まずは家族の方から少しでも元気になっていただきたいと思います


アルコール依存症ランキング

タイトルとURLをコピーしました