アルコール依存症の被害妄想を「おめでとう」で和らげた私の体験

この記事は「アルコール依存症の被害妄想を「おめでとう」で和らげた私の体験」です

結論は「祝福の言葉を贈ると被害者意識が和らぐ」です

相手の些細な言動や仕草で「自分は嫌われている」と感じることはありませんか?

またアルコール依存症の家族の方は本人の被害妄想に悩んでいませんか?

無茶苦茶な屁理屈で疑ったり、断定的な物言い・態度で迫ってくるなど。

被害妄想離脱症状の時に顕著に表れます。

しかし、そこまで飲んでいなくてもアルコール依存症の人は被害者意識・妬み・ひがみが強くなっています。

その原因は劣等感と・嫉妬心からやってきます。

  • 「あの人はいいなぁ」
  • 「どうしてあの人ばかり」
  • 「なんで、私はあの人みたいになれないんだろう?」

劣等感や嫉妬心は自分を苦しめます。

そしてこの感情は被害者意識を生み出します。

被害者意識が強くなってくると環境への不満が出てきます。

私は自分自身の過去を振り返り被害妄想アルコール依存症は強い関係にあると思うようになりました。

被害妄想・劣等感・嫉妬心を中和するのは魔法の言葉「おめでとう」です。

そんなことで?

誕生日に言うわよ

相手を祝福し、相手の良いところを真似ることで、被害妄想・劣等感・嫉妬心が緩和し、断酒が軌道に乗った私の経験を書きました。

ヒントになれば幸いです。

アルコール依存症の被害妄想は離脱症状で顕著に表れる

アルコールの離脱症状の一つに幻覚・幻聴があります。

離脱症状
依存性のある薬物などの反復使用を中止することから起こる病的な症状。

私も盗聴されていると家族を困らせた経験があります

妻の話では「A新聞に盗聴されている」と言って、妻が何か喋ろうとすると「聞かれる!!」と言って妻の口をふさいだそうです。

断酒仲間から聞いた話でも「襲われる」という幻覚を見ることは多いようです

後は悪夢です。

襲われる悪夢」は飲んでいた頃はしょっちゅうでしたが断酒日数を重ねるごとに減りました

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被害妄想は劣等感と嫉妬心が根っこにある

ただ離脱の時にははっきりと表れますが、普段から「被害者意識」が強く出る傾向はあります。

断酒とともに自分を振り返るとその傾向は子供のころからありました。

被害者意識は「劣等感と嫉妬心」が根っこにあったのではないかと思います。

私の体験|子供のころの劣等感と嫉妬心

私は子供のころからずっと劣等感の塊でした。

  • 「どうして自分は友人たちと比べてダメなんだろう」
  • 「自分は○○だから友人たちより劣っている。情けない人間だ」

友人と自分を比べて苦しんでいました

同時に友人たちを嫉み、嫉妬することもよくありました。

父の暴言・暴力に苦しんでいたので、子供のころから友達の家庭を羨んでいました

  • 「どうして自分の家は友人たちのように○○でないんだ」
  • 「自分が何をしたって言うんだ。親のせいじゃないか、不公平だ」

友人のお父さんは良いお父さん優しくて頼もしいお父さんに見えていました。

父を呪い、友人たちの家を嫉んでいました

私の体験|酒を飲むようになってからの劣等感と嫉妬心

私は父のような大酒飲みだけにはなりたくないと思っていたのに、酒を飲むようになりました

  • 誰かに劣等感を感じ「自分はダメなんだ」という気持ちになる。
  • そして相手に激しい嫉妬心を燃やして攻撃する。

飲みながら相変わらず繰り返していました。

子供の頃と大して変わらず劣等感・嫉妬心は克服できませんでした

  • 自分はダメだ、自分は可哀想だという気持ちは私をもっとダメにしました。
  • 同じように相手に嫉妬をする感情はやはり私を酒に縛りつけました。

私は他人との比較で自分を計っていました。物差しはいつも他人。

  • 「だから自分はダメなんだ」
  • 「なんで俺の家だけこんなにひどいんだ」

劣等感と嫉妬の言葉を繰り返し、自分に暗示をかけていました

劣等感と嫉妬心は近いところにある、よく似た感情。根が同じね

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断酒のきっかけは「見習いたい」と思い始めたから

嫉妬する相手自分の目標・理想像なのだと気づいたのは、断酒を決心して自助グループに参加した時です。

私は自助グループが大嫌いでした

理由はたくさんありましたが、その一つに集っている人たちが嫌いだったのです。

どうして俺がこんなアル中と同じなんだ!!

お酒をやめている人たちという認識はありましたが、自分は自分のやり方でやめられる

この人たちとは違う。そう思っていました。

断酒している人を嫌っているうちは断酒ができませんでした

断酒を決意して、自助グループに参加してしばらくたつと変化が起こりました

酒をやめられない自分に対して1か月でも2か月でも断酒している人を立派だと思うようになりました。

彼らは自分の理想像なんだと認め真似をしようと思い始めたころから気持ちが随分と楽になりました。

そこから断酒が継続できるようになりました

プライドを捨て素直に尊敬し、真似るようになってから断酒ができるようになったよ

自分の理想像を肯定すると理想に近づいていきます

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断酒後の変化|嫉妬をしている相手は自分の理想像と気づいた

やがて劣等感嫉妬心は、必ずしも悪いばかりではないと思うようになりました。

  • 劣等感も嫉妬心も今よりもっとよくなりたいという気持ち。
  • 向上心と一体だということを知りました。

向上心があるから劣等感があるんだよね

そして自分が持っていないものを持っている人に嫉妬するんだね

私は優しくてフレンドリーで尊敬できるお父さんを持っている友人に嫉妬していました

そして劣等感を感じ嫉妬する相手は必ず私より優れている人でした

つまり本当は自分の理想像なの

興味・関心のない人には嫉妬心は起きにくいです

断酒後に被害妄想・劣等感・嫉妬心を中和するのは「おめでとう」の気持ちだと気づいた

  • 妬みの対象は、自分のあこがれと紙一重の存在。
  • そこにはなりたかったけど、なれなかった、実現できなかった自分の姿を相手に見ている。

それを知ることが第一歩だと思うようになりました。

私は自助グループを拒否していたときは、先輩たちを「こんなアル中」と思っていました。

相手を下げることで、自我・プライドを守っていたのね

嫉妬して相手をこき下ろすとうまく行かないね

自分の理想像を潜在意識で否定するからいつまでたっても理想に近づかないのよ

結論は「祝福の言葉を贈ると被害者意識が和らぐ」

私は嫉妬心の反対は祝福だと思います

  • 「おめでとう」と口に出すのは最初は難しいです。
  • しかし、嫉んでいる人がいるならば、本当はこの人は自分の理想像に近いところにいる存在だと思う。
  • そして「おめでとう」と言い、すこしでも見習うことが悪感情をなだめられるように思います。

私は自助グループでバースディや断酒表彰で「おめでとう」とお祝いをするのはとても理に適っていると思います

祝ってもらった人は当然うれしいですけどね

本当は恩恵を受けているのは祝っている側だということを強く実感しました

おめでとうは自分のためだね

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私が被害妄想・劣等感・嫉妬心を克服しようとするときに気をつけていること

私は妬み心・僻む心はちょっとやそっとでは克服できないので焦らないようにしたいと考えています

少しでも大きくならないようにしたいね

特にこの感情が強くなるのは、自分より格下だと思っている存在に対して起こるということです

後輩に追い抜かれる時、自分より下だと思っていた相手に敗れたときの嫉妬はすさまじいものになります

親が子供に対する嫉妬もすさまじいです

  • 特に毒親と言われるタイプの親は、子供の成果は自分の手柄にしたくなるのですが、子供を自分の支配下に閉じ込めようとします。
  • 子供が自分と違う価値観で攻撃してくると、ヒステリックになって抑えつけようとします。

夫婦でも妻の年収が夫を超えたり、社会的地位が上回ると夫が原因の離婚や浮気が増えます

  • 夫は妻に理屈で攻撃されると、プライドを保てなくなります
  • 自分より頭がよく、物知りの女性を煙たがる本能があります

厄介なのはこういった感情は無意識のうちに起こることです

本人は当たり前のつもり。あるいは何となく行ってしまいがちです

被害妄想も・嫉妬心も劣等感も他人との比較から生まれます

この中で劣等感は自分の努力で克服していける部分があります。

自分との勝負の方が勝ちやすいですね

今日一日を大切にし、大きな目標を持ちながら、手堅い一歩を積み重ねる

「おめでとう」を言いながら劣等感を少しずつ減らしていくと妬みも減り被害妄想も和らぐのではないかと思っています


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