アルコール依存症の被害妄想を和らげた私の体験

この記事は「アルコール依存症の被害妄想を和らげた私の体験」です

結論は「祝福の言葉を贈ると被害妄想が和らぐ」です

相手の些細な言動や仕草で「自分は嫌われている」と感じることはありませんか?

飲酒が習慣化すると後ろめたい気持ちもあり被害妄想が強くなってきます。

また酒乱夫の家族の方は「無茶苦茶な屁理屈で疑ったり、断定的な物言い・態度で迫ってくるなど」夫の被害妄想に悩んでいませんか?

アルコール依存症・薬物の使用障害の被害妄想は離脱症状の時に顕著に表れます

アルコール専門病院に入院すると患者は震えや痙攣などの症状以外に、精神的に被害者意識が強くなって看護してくれるスタッフに八つ当たりをします。

特に治療を受けていなくても、アルコールに依存すると被害妄想・妬み・ひがみがだんだん強くなっていきます

原因は根深い劣等感と・嫉妬心です

  • 「あの人はいいなぁ」
  • 「どうしてあの人ばかり。どうせ俺なんか」
  • 「私には無理。なんで、あの人みたいになれないんだろう?」

劣等感や嫉妬心は自分を苦しめます。

そしてこの感情は被害妄想を生み出します。

被害妄想が強くなってくると環境への不満が出てきます。

私は自分自身の過去を振り返り被害妄想とアルコール依存症は強い関係にあると思うようになりました

断酒後の被害妄想・劣等感・嫉妬心を中和するのは魔法の言葉「おめでとう」です。

相手を祝福し、相手の良いところを真似ることで、被害妄想・劣等感・嫉妬心が緩和し、断酒が軌道に乗った私の経験を書きました。

アルコール依存症の被害妄想は離脱症状で顕著に現れる

アルコールの離脱症状の一つに幻覚・幻聴があります。

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離脱症状
依存性のある薬物などの反復使用を中止することから起こる病的な症状。

私も盗聴されていると家族を困らせた経験があります

それ以外には悪夢などがあります

襲われる悪夢」は飲んでいた頃はしょっちゅうでしたが断酒日数を重ねるごとに減りました。

断酒と悪夢
悪夢が原因の睡眠障害を悪夢障害と言います。中途覚醒・不快な感情を伴う夢・目を覚ましてからも悪夢の内容をはっきり思い出せる・再び寝つくのに時間がかかる・明け方に悪夢を見るなどが特徴です。悪夢障害はうつ病の前兆と診断される場合もあるようです

被害妄想は劣等感と嫉妬心が根っこにある

ただ離脱の時にははっきりと表れますが、アルコール依存症の人は普段から「被害妄想」が強く出る傾向はあります。

自分の過去を振り返るとその傾向は子供のころからありました

被害妄想は「劣等感と嫉妬心」が根っこにあったのではないかと思います。

私の被害妄想の体験は子供のころの劣等感と嫉妬心から

私は子供のころからずっと劣等感の塊でした。

  • 「どうして自分は友人たちと比べてダメなんだろう」
  • 「自分は○○だから友人たちより劣っている。情けない人間だ」

友人と自分を比べて苦しんでいました

同時に友人たちを嫉み、嫉妬することもよくありました。

父の暴言・暴力に苦しんでいたので、子供のころから友達の家庭を羨んでいました

  • 「どうして自分の家は友人たちのように○○でないんだ」
  • 「自分が何をしたって言うんだ。親のせいじゃないか、不公平だ」

友人のお父さんは良いお父さん優しくて頼もしいお父さんに見えていました。

父を呪い、友人たちの家を嫉んでいました

酒を飲むようになってからの劣等感と嫉妬心が被害妄想を強くした

私は父のような大酒飲みだけにはなりたくないと思っていたのに、酒を飲むようになりました

  • 誰かに劣等感を感じ「自分はダメなんだ」という気持ちになる。
  • そして相手に激しい嫉妬心を燃やして攻撃する。

飲みながら相変わらず繰り返していました。

子供の頃と大して変わらず劣等感・嫉妬心は克服できませんでした

  • 自分はダメだ、自分は可哀想だという気持ちは私をもっとダメにしました。
  • 同じように相手に嫉妬をする感情はやはり私を酒に縛りつけました。

私は他人との比較で自分を計っていました。物差しはいつも他人

  • 「だから自分はダメなんだ」
  • 「なんで俺の家だけこんなにひどいんだ」

劣等感と嫉妬の言葉を繰り返し、自分に暗示をかけていました

劣等感と嫉妬心は近いところにある、よく似た感情。根が同じね

自己憐憫は依存症と家族の生きづらさの原因
自己憐憫(自分を可哀想だと思う、自分を憐れだと思う)は依存症回復の重要ワードです。自己憐憫がどういうもので、どこが依存症に悪さをするのか。謙虚さと卑屈の違いを書きました。知ることと、認めることで生きづらさを解消するヒントになります。

断酒のきっかけは「見習いたい」と思い始めたこと

嫉妬する相手が自分の目標・理想像なのだと気づいたのは、断酒を決心して自助グループに参加した時です。

私は自助グループが大嫌いでした

どうして俺がこんなアル中と同じなんだ!!

自助グループを嫌っていた理由はこちら

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断酒している人を嫌っているうちは断酒ができませんでした

断酒を決意して、自助グループに参加してしばらくたつと変化が起こりました

酒をやめられない自分に対して1か月でも2か月でも断酒している人を立派だと思うようになりました。

彼らは自分の理想像なんだと認め真似をしようと思い始めたころから気持ちが随分と楽になりました。

そこから断酒継続ができるようになりました

真似をして断酒ができるようになった体験はこちら

断酒を成功させるには
断酒を成功させるのに大切なのは「断酒できている人から学び・吸収する」ことです。断酒継続にとって最も大切な「ストレスマネジメント」「病院との付き合い方」「底つき体験」について書きました。断酒をしたいと思い始めた方から1年の継続、3年の継続が難しいくらいの人には役に立つと思います。

断酒後の変化は嫉妬をしている相手は自分の理想像と気づいたこと

やがて劣等感と嫉妬心は、必ずしも悪いばかりではないと思うようになりました

劣等感も嫉妬心も今よりもっとよくなりたいという気持ち。

向上心と一体だということを知りました。

向上心があるから劣等感がある

そして自分が持っていないものを持っている人に嫉妬する

私は優しくてフレンドリーで尊敬できるお父さんを持っている友人に嫉妬していました

そして劣等感を感じ嫉妬する相手は必ず私より優れている人でした

つまり本当は自分の理想像だった

興味・関心のない人には嫉妬心は起きにくい

断酒後に被害妄想・劣等感・嫉妬心を中和するのは「おめでとう」の気持ちだと気づいた

  • 妬みの対象は、自分のあこがれと紙一重の存在。
  • 妬みの気持ちは「なりたかったけど、なれなかった、実現できなかった自分の姿」を相手の中に見ている。

それを知ることが第一歩だと思うようになりました。

私は自助グループを拒否していたときは、先輩たちを「こんなアル中」と思っていました。

相手を下げることで、自我・プライドを守っていました

嫉妬して相手をこき下ろすとうまく行きません

自分の理想像を潜在意識で否定するからいつまでたっても理想に近づきません

結論は祝福の言葉を贈ると被害妄想が和らぐ

私は嫉妬心の反対は祝福だと思います

  • 「おめでとう」と口に出すのは最初は難しいです。
  • しかし、嫉んでいる人がいるならば、本当はこの人は自分の理想像に近いところにいる存在だと思う。
  • そして「おめでとう」と言い、すこしでも見習うことが悪感情をなだめられるように思います。

私は自助グループでバースディや断酒表彰で「おめでとう」とお祝いをするのはとても理に適っていると思います

祝ってもらった人は当然うれしいですけどね

本当は恩恵を受けているのは祝っている側だということを強く実感しました

おめでとうは自分のためだね

共感と褒める力についてもまとめました

否定から入る癖は断酒の邪魔をする
断酒の邪魔をするのは、人間関係のストレスです。否定から入る人は嫌われますが、たいてい感情・態度の癖になっています。その裏に不安や自信のなさ・現実逃避があります。「聞く力」「褒める力」による調律で自己肯定感を高め、解決するヒントを書きました。

私が被害妄想・劣等感・嫉妬心を克服しようとするときに気をつけていること

私は妬み心・僻む心はちょっとやそっとでは克服できないので焦らないようにしたいと考えています

特にこの感情が強くなるのは、自分より格下だと思っている存在に対して起こるということです

格下相手に起こる否定したくなる感情についてはこちら

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この記事は「マウントを取りたがるウザイ人の弱さはフラジャイルナルシシズムが原因」です。マウントを取りたがる人は「自分が優れていて、相手より上だということを、言葉や行動でしつこくアピールする」傾向があります。 マウントを取りたがる人の心の中と頭の中で起こっている事を心理学(フラジャイル・ナルシシズム)的アプローチでまとめてみました。

被害妄想も・嫉妬心も劣等感も他人との比較から生まれます

この中で劣等感は自分の努力で克服していける部分があります。

自分との勝負の方が勝ちやすいですね

今日一日を大切にし、大きな目標を持ちながら、手堅い一歩を積み重ねる

「おめでとう」を言いながら劣等感を少しずつ減らしていくと妬みも減り被害妄想も和らぐのではないかと思っています

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