打たれ弱さを克服するために

この記事は「打たれ弱さを克服するために」です

結論は「人と比べてばかりをやめる」です

自分は打たれ弱いと悩んでいますか?

  • 些細なことだと分かっていてもネガティブになってしまう
  • 忘れてしまいたいのにいつまでも引きずってしまう

打たれ弱さに悩んでいる人は共通の特徴があります。

  • リバウンドする力が弱い
  • 自分の短所にこだわり、ダメ人間だと思う
  • 柔軟性がない
  • 完全を目指す不完全な性格

私はアルコールに依存したり、メンタルヘルスで悩んでいる人を見て、生まれつきの性格もあるかもしれないけれどストレスの処理に失敗して苦しんでいる人がとても多いと思います。

色々な失敗の原因も、仕事や家庭での人間関係の不味さからくるストレスからきています。

「打たれ弱い」という心理もストレスと関係が強い悩みの典型例です。

私は自分の体験から「打たれ弱さ」は、ある程度まではその心理的な意味と対処の方法を知れば、克服可能だと思います。

今回の記事は「自分を客観的に見る」「他人と比較しない」ことから自分を受け入れる大切さについて紹介しました。

自分は打たれ弱い性格と悩んでいる人は多い

打たれ弱い人はリバウンド力に乏しい特徴がある

私は依存症やメンタルヘルスで悩んでいる人の「打たれ弱い姿」を見て「リバウンド力」「経験を通して、したたかになっていく力強さ」に欠けているように思います

失敗や挫折経験のない人はいません。

しかし打たれ弱い人の場合

  • 事態を軽く見てうぬぼれ、現実が見えなくなってしまう
  • 失敗したときの、自分の感情にこだわりすぎてしまう

どちらの状態も現実をありのままに受け入れられず、自分を過大評価したり過小評価したりします

自分の感情にとらわれ過ぎて失敗から教訓を学べません

チャレンジし、失敗し、試行錯誤して、その中から少しでもベターな方向に進んでいくのが成功に近づくために必要な心構えではないでしょうか。

そもそも「失敗をしない」というのは「チャレンジしていない」ということです。

私は自助グループなどで、依存症者の体験談を聞いて「失敗に対する免疫力」がついてくると、回復が軌道に乗ってくる人が多いというのを実感しました

具体的に言えば「失敗体験を笑いを交えながら語れる余裕が出てくる」という点です

笑わせることではなく、にこやかに、ある種の「軽み」「余裕」で失敗体験を語りだすと、ぐんと回復に向かっていると感じられます

打たれ弱い人は自信がない性格

劣等感というか「自分はだめな人間だ」という感情はメンタルが弱い人に限らず多くの人が持っている感情だと思います。

しかし、メンタルヘルスで悩んでいる人の話からは、特有のゆがみ方を感じます

例えば、ある女子大生ですが、彼女は日本で二番目に偏差値の高い医学部の学生でした。

体験談によれば、トップで合格したそうです

本当は日本で一番偏差値の高い医学部に進学したかったそうですが、親に「実家から通える範囲で」と言われたため、泣く泣く二番目の大学に通っていました。

摂食障害からやがてアルコール依存症になったようです

他にもいろいろな事情があるのかもしれません。

悔しい気持ちはわからないわけではありません。

しかし、何故それがひどい病気になるほどの苦しみを生むのかよくわかりませんでした。

親としては、娘には自分の経営する病院で働かせるつもりだから、一番偏差値の高い大学でも二番目でも関係ない。

それよりも実家から遠い大学で一人勉強させたら、道を踏み誤らせる可能性があると判断したのかもしれません。

彼女にすれば、幼いころから「勉強ができた」ということが、彼女を支えてきたようでした

私は彼女の話を聞いて、医者になってから活躍する未来よりも、テストで少しでも良い点を取って勝ち抜いてきた、今までのプライドのほうが大事だったのかなと思いました。

ただ、彼女と同じ状況にいた人は今までもいたでしょうし、今もいると思います。

そして皆彼女のようになるわけではありません。

私は打たれ弱い人には、自分を客観的に見るより、自分の中のこだわりの基準で判断して、現実を受け入れられない人が多いように思います

他人から見れば「どうでもいいこと」「よくある失敗」なのに自分を過小評価して自信を無くしているのではないかと思います

打たれ弱い人は柔軟性がない

彼女以外にも打たれ弱い人の話を聞いていると「柔軟性がなさすぎるのではないか」とよく思います

先ほどの彼女も表情はとてもこわばり、言葉も四角四面で、堅苦しい雰囲気が強くありました

今も印象に残っているのが、彼女が自助グループで語っているとき、物音がしたのですが、しばらくフリーズしてしまったのです。

彼女はメモを見ながら語っていましたが、自分がどこまで話したか一瞬わからなくなってしまったようでした

ちなみに自助グループの体験談でメモを見ながら話す人もいることはいますが、少数です。

自助グループが嫌いな理由の一つとして「何をしゃべればいいかわからない」というのは多いです。

慣れということもありますが、きちんと完全に話さなければいけないという気持ちが先立ってしまいます

しかし「上手くしゃべれなくてもいい」ということを実践しながら、依存症の人は自助グループを通して変わっていきます。

打たれ弱い人は完全主義を目指す不完全な人

打たれ弱い人には「完全になりたい不完全な人」がたくさんいます

医大生の彼女なら「テストは満点でないと意味がない。少しでも間違えるのは許されない」ということでしょうか

彼女をその後何度かミーティング例会で見かけ、体験談を聞くことになりましたが、少しづつ変化していきました。

表情もやわらかくなり、いつの間にかメモを見て話すこともなくなりました。

両親に対する不満を怒りと悲しみの感情を出しながら語る姿を見て、順調に回復に向かっているのだなと思いました

さらに月日が経って、出会った時は、私の断酒仲間と同郷だということで、直接話をするきっかけがありました。

そのころは、かなり自信も出てきたようで、どちらかというと傲岸不遜な印象もあったのです。

これも打たれ弱い人によく見られる傾向で、自分を過小評価する気持ちの底に過大評価しているもう一人の自分がいます

多分彼女はこれからも様々に自分の感情を解放していくのではないでしょうか。

私も語る中で、知らないうちに自分の中にくすぶっていた、マイナスの感情を吐き出していきました

そうやって、マイナスの感情があることをいったん認めないと反省することはできませんでした。

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自分の姿をこだわりなく見て、受け入れられると「打たれ弱さ」は和らいでくる

打たれ弱い人は客観的に見るのが第一歩

自分を客観的に見られるようになるのが最初の一歩だと思います

打たれ弱い人には自己評価が高すぎる人も低すぎる人もいます。

自分を過大に見ても過小に見ても現実とのギャップは広がります。

私自身も自分のメンタルが不調の時には、自分を見る目が些細なことで高くなったり低くなったりするときです。

どんどん現実を受け入れられなくなります

その感情がアルコールや他の嗜癖へと自分を向けてしまいます

現実を受け入れられず、酔って頭を麻痺させることで偽物の理想像を作り上げます。

嗜癖の力で満たされない感情を埋めたくなります。

私の場合は自助グループで人に言えない失敗や恥の数々を語ってきました。

語れば語るほど私の失敗は大勢の人の話の一つにすぎず、他人から見れば大したことのない、すぐ忘れ去られるような体験でしかないことが分かりました

そういったことの繰り返しの中、自分は悩みを大切にし過ぎていたんだと実感できるようになりました。

打たれ弱い人の悩みの大半は他人との比較

結局打たれ弱い人の悩みの大半は他人と比べていることだと思います

他人と比べて自分の値打ちを決めようとすると、医大生の彼女のように客観的に見れば素晴らしい能力なのに、少しも生かせなくなります

どんなに能力の高い人でもずっと一番を続けることは不可能です。

できない自分、弱い自分、他人に悪い感情を持つ嫌な自分を認められるか、受け入れられるかが大切なことだと思います。

  • 難しいことではなく、できない自分をできないんだと感じる
  • 他人に嫌なことを言って怒らせてもそれが自分なんだと受け止める

自分のありのままの姿を受け入れられるようになると、自分の弱点や欠点を客観的に見られるようになります。

そうすると失敗から教訓をつかむことができ、リバウンド能力が上がります。

自分の中にある多様な面を受け入れるようになると、柔軟性もでき、不完全な自分を許せるようになり少しずつ自信がついてきます

やはり人と比べてばかりの人生では安らぎが得られず幸福感を感じられないと思います

生きているということ、生かされているということ自体に喜びを感じられれば打たれ弱さを和らいでくるのではないかと思います


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