
このページは「 セリンクロとレグテクトと抗酒剤 アルコール依存症に効くのは?」です

結論「現段階ではどの薬も決定的な力があるとは言えないが、色々な方法と組み合わせて補助的に使用すると一定の効果が見込める」です
アルコール依存症が治る薬があればいいですよね?
残念ながら現段階では完治させる薬はありません。

薬だけで治ってほしいなぁ

面倒なのは嫌よ
アルコール専門病院で治療経験のある方にはお馴染みの抗酒剤とレグテクト・セリンクロについて書きました。
これらは魔法の薬ではありませんが、他の心理・社会的な治療、自助グループへの参加と組み合わせることで最大限の効果を発揮できます。
当たり前のように服用している薬でも知らないことってありますよね?
私の実体験と薬の簡単な仕組み・効能について記事にまとめました。
少しでもお役に立てれば幸いです。

実体験の部分は病院によって違いますのでご了承ください
新薬セリンクロ
セリンクロについてはこちらにまとめました。

レグテクトとは?
レグテクトについてはこちらにまとめました。

抗酒剤とは何か?
抗酒剤についてはこちらにまとめました。

アルコール依存症の薬物療法
そもそもアルコール依存症という病気を根本治療できる薬は残念ながら今のところありません。

アルコール依存症は精神疾患に分類されます

脳は「考える」「感じる」「気分」「やる気」の活動の中心部分です

心の病気を発病する時は、脳内ホルモンのバランスが乱れていることが多いようです
薬の使用で脳内物質のバランスを整えることができます。
ですから心の病気の治療に薬物が使われ、一定の効果があるのは理解できますし、ありがたく思っています。

魔法の薬はないのかぁ

他の治療法と組み合わせると効果は見込めますよ
アルコール依存症にとって薬は断酒継続の補助薬
心の病気すべてに薬物が有効なわけではありません。

薬物療法が中心となる病気とそうでない病気があります
薬物療法が中心なのは統合失調症・うつ病・躁うつ病・強迫性障害・社会不安障害・パニック障害など。

アルコール依存症は薬物療法ではなく、心理社会的治療が中心になるという医師のほうが多いようです
アルコール依存症にとって薬の服用は、断酒継続の補助薬というのが多くの医師の考えです。

アルコール依存症の場合は断酒継続の補助的な役目なのね
アルコール依存症治療の薬の役割についての詳しい説明はこちら。

最後に
新しい薬はどんどん発売されます、医学の進歩を期待しています。

結論としては現段階では、決定的な力があるとは言えないが、色々な方法と組み合わせて補助的に使用すると一定の効果が見込めるというところです
当然ですが私はあえて飲んでみようとは思いません。
薬に頼らずに断酒できるなら、そちらの方が断然良いと思うからです。

薬で何もかも問題が解決できるという考えには強い違和感があります

症状により医師の指導の下薬の力を借りつつも、病から立ち直っていく力は本人の中に眠っていると考えています
そして酒を飲んでいなくても、行動・言動は変わらない、いわゆる回復していない依存症者には問題があると考えているからです。
繰り返しますがこれらの薬は服用しただけで断酒に成功するというものではないと思います。

薬物療法と他の心理・社会的な治療、自助グループへの参加と組み合わせることが効果を最大限に得るために重要ではないでしょうか?